2006年12月31日日曜日

良いお年をお迎えください。

残すところ2006年も数時間となりました。

今年皆さんは東オホーツクでどんな出会いがあったでしょうか?

新しい年に皆さんと東オホーツクでお会いできればと思います。

よいお年をお迎えください。

2006年12月28日木曜日

流氷に会いたいですね!

今年もあと数日を残すところとなりました。ここしばらく晴天が続いたオホーツクですが、昨晩から雪が降り続いています。

もっとも意外と気温が高く、雪も湿り気が多い重い雪なのでそれほどの積雪にはなっていません。

東オホーツクの冬の醍醐味といえば、1月下旬から例年だと漂着する流氷です。

今現在、アムール川で凍った流氷は例年並みで南下してきているとのことです。

毎年東オホーツクにはこの流氷に会うためにたくさんの方が訪れます。

しかし、今年は流氷が漂着した日数が少なく、また、流氷に身近に会える場所が観光バス等が停車したりできる場所ではなかったので、流氷に接することができなかった方も多かったようです。

東オホーツクガイド協会では、もっと身近に流氷に会っていただき、同時に東オホーツクの冬を堪能できるツアー等の準備を進めています。

冬の自然体験として、冬の東オホーツクをかんじきやスノーシューで歩き回ったりして、流氷に巡り会えるようなツアーも考えています。

年明けにはその情報もお伝えできるのではないかと思っています。
今年の2月12日にたった一日浜小清水の海岸に漂着した流氷

2006年12月20日水曜日

オホーツクのスープカレー

最近。北海道ではスープカレーが人気です。スープカレーのルーツはインド料理にあるようです。

スープカレーをメインにライスやナン、パンなどでも楽しめます。

スープカレーはみじん切りにしたタマネギとトマトを炒めるところから始めることが多いです。

トマトの酸味がスープの味とこくに大きな関係があります。

このスープカレーを提供するお店がオホーツクにもずいぶん増えてきました。

オホーツクのスープカレーの特色は地元の味ののった新鮮な野菜を贅沢に使えることです。

素材の良さが味に大きく現れます。スープカレーは札幌にかなりお店があり人気がありますが、このぜいたくな野菜の使い方を考えるとぜひオホーツクでも味わってほしいです。

2006年12月7日木曜日

移住サポートガイドをはじめました!

このたび東オホーツクガイド協会では、東オホーツクに移住を希望される方のサポートする現地ガイドの企画をスタートさせました。

「このブログ」を掲載している「オホーツクの休日!感動の自然体験」のサイトに「移住体験ガイドツアー」のページができました。

東オホーツクガイド協会には東オホーツクに移住して活動しているメンバーも多く、日頃のネイチャーガイドの活動も活かした形でのガイドを行いいます。

移住者の立場からも本格的なガイドです。ぜひ関心のある方はお読みになっていただければと思います。

企画するツアーはご希望のお客様と念入りな相談の上に実施したいと考えております。

よろしくお願いいたします。

2006年12月6日水曜日

格子状防風林のある景観

オホーツクには、農家の畑に防風林がある景観を各地で見ることができます。

お隣の別海町などの根釧台地におけるこの格子状防風林は北海道遺産に指定されています。

オホーツクの格子状防風林は、ちょっと高い場所から見ると、根釧台地とは違って作付けしてある作物の色どりが違うのでその格子が違った雰囲気となりこれまた格別です。

根釧台地が牧草の緑一色に対してオホーツクは時期によって畑の色彩が違うので変化もあります。

写真は海別岳山麓からオホーツク海を見下ろせる場所から撮影しました。

今は防風林の茶色と雪の白がなかなかマッチングしています。

ここは、観光バスなどのルートからちょっと離れていますし、これから雪が降ると除雪対象外の道路となるので車で行くのは困難になりますが、ゆっくりハイキングでここまで行くというのも面白いかもしれません。

2006年12月3日日曜日

オホーツクブルーに魅せられて

写真は昨日、東オホーツク・小清水町のJR釧網線・浜小清水駅に近い海岸で撮影したオホーツク海です。

雲・残雪の白にマッチングするように空と海の青さは独特の色彩があります。

この独特な「青」をオホーツクブルーと呼びます。晴れ渡った広い空にこのオホーツクブルーを感じると本当に心が広くなります。

晴れ間が多い東オホーツクですが、少しずつ雪が降る日が増えてきました。

いよいよ今積もっている雪が根雪になりそうな気配です。雪は生活に苦労を与える部分はありますが、「利雪」「活雪」という言葉があるように、資源として活かす方向も十分にある存在ものです。

この雪をどういろいろな形で地域の資源にしていくか・・・。東オホーツクでもこれからいろいろな挑戦が始まると思われます。

もちろん、今年もきっと流氷がやってくるでしょう!

流氷はオホーツクにいろいろな意味での可能性をもたらしてきたものです。

流氷、そして雪・・・冬の東オホーツクを歩く中でいろいろ考えていきたいです。

2006年12月1日金曜日

濤沸湖に白鳥が飛来しています。

ラムサール条約に登録された濤沸湖(小清水町・網走市)に今年も白鳥が来ています。

この湖は水深が浅く、湿原なっているところが多いです。湿原に貴重な水鳥が集まる場所の環境を維持することを課題としたラムサール条約に濤沸湖は昨年登録されました。

ここには数百種類の水鳥が集まるようです。

日本野鳥の会オホーツク支部では、年に数回この濤沸湖を舞台に野鳥の観察会を実施していまして、誰でも無料で参加できます。

ちょっと先になりますが、3月25日(日)13:00~は「ワシ類乱舞・春の湖」と題した探鳥会が開催されます。

日本野鳥の会オホーツク支部のサイト 

2006年11月30日木曜日

清里町を中標津方面に南下

清里町を南北に縦断する道道1115号線。斜里と中標津を結んでいます。

昨日からそこそこ雪が降りました。この道道を中標津方面に南下してみました。

札弦という集落を抜け、緑町あたりから道路にかなり雪が残るようになり、山道にはいるとさすがに4WDにしました。

清里町と中標津町の境界が清里峠です。ここは分岐していて、11月の初旬までは通行できましたが、今は通行止めになった摩周湖展望台へ行く道です。

このあたりになると雪道にまだ今年はなれていないせいか運転もけっこう慎重になります。

しかし、雪が降った後のこの周辺の景観はなかなかです。

木々に雪がかぶっているせいか、これまでの雰囲気とは一新した感じがしました。

この周辺にある神の子池にはスノーシューなどでお散歩するといいと思います。
冬の時期も池の水は凍りません。

神秘的な神の子池にこの季節こそご案内したいです。

2006年11月29日水曜日

冬の足跡 根雪はこれから

11月も明日で終わりとなり、いよいよ12月です。道内各地では雪の足跡が刻まれています。

オホーツクもぼちぼち雪が降ってきていますが、降り続くわけでもなく、日中の気温が高いところからまで根雪にはなっていません。

それでも斜里岳に積もっている雪の色は麓まで達するようになってきました。

2006年11月21日火曜日

冬の足跡が増えつつも

北海道の各地では本格的な積雪もあり、冬一色になってきている地域もありますが、東オホーツクはそれほどでもありません。

斜里や網走ではそこそこの積雪がありましたが、今はその姿もないです。

僕の住む小清水町では、まだみぞれはあっても雪にはお会いしていません。

そこそこ温かい日もあって・・・。

実は仕事で使っているコンピュータが壊れ、修復しようとしたのですが、メインのマザーボードの故障でどうにもなりませんでした。

部品を交換するのであればと、今回奮発して、仕事で使うにはそこそこのパワーがあるものを購入しました。

インターネットのオンラインショップでいろいろカスタマイズして、好みのマシンにしました。約10日間で納品され、現在使い始めたところです。

なかなか快適です。モニターも19インチの液晶にしました。モニターもちょっと奮発しました。

これで3年はもたせたいです。(今回は4年もちましたが・・・(^^ゞ)

ということもあり、また代行マシンのノートパソコンもトラブル発生で、こちらの記事を書きにくい状況になっておりました。

これからまた東オホーツクの情報をいろいろ掲載して行く予定です。よろしくお願いします。
小清水町の道路です。まだ雪はありません。

2006年11月13日月曜日

斜里岳も雪化粧

北海道の東オホーツクもいよいよ本格的な冬の到来です。

昨日まではほとんど雪化粧していなかった斜里岳も今日はすっかり雪化粧して登場しました。

これから春の雪解けまで斜里岳はこの白い雪化粧として東オホーツクに常駐します。

埼玉に住んでいる友人がネット上で産業祭の様子を紹介してくれました。

その産業祭に清里町の物産が登場されていたとのこと。

以前から清里町のじゃがいも焼酎の宣伝をしておいたので、購入しにいったそうですが、何と完売とのこと!なかなか人気があるようです。

斜里岳を見ながらこの焼酎で一杯やると最高だというと・・・。たしかに今年の流氷のシーズンにはぜひオホーツクに行ってそれをやりたいと言ってくれました。

今年はオホーツクに流氷が滞在する期間はとても短かったのですが、来年は今年のことがあるので本当に期待したいです。

流氷、フレペの滝、神の子池のツアーと温泉、そしてオホーツクのうまいもを組み合わせて、オリジナルツアーをと言っていました。

こうした独自のツアーのお手伝い。ぜひ私たち東オホーツクガイド協会の面々がさせていただきます。

流氷はもちろんのこと冬のオホーツクの楽しみ方をいろいろ知っている私たちはぜひ皆さんの意味ある旅のお手伝いをと思っています。

2006年11月11日土曜日

濤沸湖に白鳥がやってきたとのことです。

オホーツクの網走市と小清水町にまたがるラムサール条約に登録された湿原に水鳥が集まる貴重な環境のある濤沸湖には、毎年白鳥がやってきます。

友人のブログに今年もやってきたことが報じられていたので、ここでもご紹介します。

近々、実際に訪ねて確認してきます。ここには白鳥だけでなく、本当にいろいろな種類の水鳥が集まります。
そして、水平線と地平線が重なって見える湖の景観もなかなかなものです。

東オホーツクに来られた方々にはぜひこの地域の自然にもふれていただきたいと思っています。

今後のこの地域を対象としたネイチャーツアーも用意して皆さんをお待ち申し上げたいと考えて現在準備をしています。

今回の画像は僕の母が描いた濤沸湖と白鳥、背景に斜里岳という構成の絵手紙をご紹介させていただきます。

2006年11月7日火曜日

絵手紙で斜里岳(その2)

11月に入り、きっと寒くなるのだろうなと思いつつも意外と暖かいです。

気温は日中だと15度を超えています。家の中は暖かいので、Tシャツ1枚の生活をしています。

そのままふと外に出てみてもそれほど寒くないのが驚きです。  

今日はオホーツクの佐呂間町で竜巻が発生し、現在9名の方が犠牲になったようです。

ご冥福をお祈りいたします。ニュースなどでは網走の近くのみたいな表現をしていたようで、網走に近いということで「大丈夫?」というご連絡をいただいたり・・・。

でも佐呂間と言っても知らない方が多いようで・・・。

ちょっと地図をこういう機会ですから眺めていただき、オホーツクの各町の位置関係など知っていただけるととてもうれしいです。

実は、今東オホーツクガイド協会のメンバーと、東オホーツクを探求していただく、訪問していただくのに参考になる地図をつくろうと話しています。

最近、じっくり東オホーツクを回っているお客様には、東オホーツクシニックバイウェイで制作した地図をお渡しすることもありますが、もっといい地図があると良いねなどと話しています。  

冬の流氷が訪れる頃までには完成させたいと思いつつ・・・。  

さて、今回も僕の母が描いた絵手紙を紹介します。斜里岳を背景に全面にオホーツクによくありそうな農家を前景に入れています。農村風景の牧歌的な光景も東オホーツクの一つの大事な景観です。

こうした景観をのんびりと歩くようなオプションコースも考えていきたいと思っています。

2006年11月3日金曜日

晩秋の小清水原生花園

東オホーツクに来られた方の多くが訪問される観光地として人気のあるのが小清水原生花園です。

原生花園はオホーツクの春先から初秋にかけて本当にたくさんの方が訪問されています。

この季節はJR釧網線が臨時停車します。

オホーツクのツアーの中には、この原生花園駅と浜小清水間を釧網線に乗ってというツアーもあるようです。

ここに咲き乱れるエゾキスゲなどの花々は本当にここの原生的な景観をおりなしています。

11月に入った今、駅は閉鎖され列車も通過します。

おみやげ物屋さんもシャッターを下ろしています。

観光バスもほとんど停まりません。

もうすぐ雪が降ると園内への立入りもできなくなります。

その直前の原生花園の様子をお伝えします。

花こそありませんが、晩秋をしっかり感じさせてくれる雰囲気のある光景がそこにあります。

機会がありましたらこうした雰囲気の東オホーツクの場所にもお越しください。



2006年11月2日木曜日

知床の海岸で見た虹

11月になりました。東オホーツクの日常生活も少しずつ冬支度が始まっています。

今日は車のタイヤを冬タイヤに交換してきました。

年に二度はしなければならないお約束です。

オホーツクは冬もそれほど雪は多くなく、除雪もしっかりされているので、国道や道道などを日中走る時は雪はそれほど心配しなくても良いのですが、朝夕や温度の低い時は凍結しているところも少なくないので、冬タイヤで走ることは必須です。

本州に住んでいた時は、チェーンを利用していましたが、さすがにチェーンをつけて走っている車はほとんど見る機会がありません。(我が家にはまだありますが(^^:)

さて、写真は先日知床に向かう時に、斜里とウトロの間の海岸線で見た虹です。

もうすぐ冬という時にこんな豪快な虹が見れました。

オホーツク海にかかる虹という具合でやはりスケールの大きな虹だと感じました。


2006年10月31日火曜日

10月の斜里岳

10月の今日で終わり。明日からは11月である。

オホーツクの晩秋の今日もなかなかよいお天気で斜里岳の美しい。

いつもそこに斜里岳がある。それが一つの東オホーツクのライフスタイルである。

この秀峰を眺めることによって何か元気がもらえる。

ここに生活する人にとってはある意味で当たり前の生活ではあるが、斜里岳があることでいろいろ期待に胸をふくらませることができるのもたしかである。

今日も斜里岳が見えることに感謝したい(^^)

2006年10月29日日曜日

晩秋の知床五湖

紅葉まっただ中の時期は逃してしまいましたが、晩秋の知床五湖に行ってきました。

駐車場もがらがらだし、2湖をすぎればほぼ貸し切り状態です。

のんびりと知床の自然に接することができました。

あと少しでここの駐車場や道路も閉鎖されてここを訪ねることはできなくなり、来年の春を待たなければなりません。

しかし今年の春からいろいろなことを教えてくれた知床五湖。

まだまだその魅力はつきないといえると思います。

今回は八年ぶりに家族といっしょに知床五湖を回りました。

前に家族で来た時は娘たちがまだ小学校に上がる前。

ずいぶん娘たちも大きくなったと感じます。

自然の中でこれからさらに成長する娘たちへの期待も込めて・・・。

2006年10月26日木曜日

斜里岳の絵手紙

しばらくご無沙汰しておりました。皆様お元気でしょうか?

実は、こちらに移住する前に仕事を手伝っていた会社より依頼があり、茨城県の神栖というところに仕事で行っておりました。

神栖は今海外の貨物船等が座礁して話題になっている地域です。

この神栖を中心に鹿島、潮来、千葉県の香取市を中心に、カーナビのデータの一つとなる交差点に関する調査をしておりました。

約400カ所の交差点を回り、交差点の形状、レーン、方面案内、規制などを調べる調査をしていました。
約1ヶ月近くオホーツクを離れていました。

3日前まで本州にいて、昼間はTシャツ一枚で、車に乗ればエアコン不可欠という場所で生活をしていて、そこからオホーツクに戻ってくると寒いとはいえ、やはりこの土地の気候に体がなじんでしまっているせいか、体もすごく楽です。

フェリーで苫小牧に到着しましたが、ちょっと雪が舞っていてびっくりもしましたが・・・。

まだ仕事が完璧に終わっておらず、もう一度神栖に行かなければなりませんが、しばらくはオホーツクにおりますので、オホーツクのリアルな情報をお伝えしたいと思います。

今回はちょっとリアルではありませんが、僕の母が趣味で書いている絵手紙のオホーツク版です。

斜里岳を背景にジャガイモの花が咲いているというイメージです。

こうした母が書いている絵手紙はかなりの量がありますので、ここでも少しご紹介させていただこうというわけです。

秋が深まる東オホーツク・・・やはり素晴らしいところだと思います。

オホーツクらしい光景 裏摩周

長い間、オホーツクの景観に接していなかったので無性にオホーツクらしい景観を感じたくなってきました。

まぁ知床はその一つですが、知床は休日に家族を連れて案内することになっているので、今日は仕事がてら出かけた清里町の南にある裏摩周展望台に行ってみました。

裏摩周展望台への分岐となる道道の交差点(清里峠)から南は、スノウシェルターになっています。個々にはいると中標津町になります。

展望台つくと泊まっている車が一台もいません。

つまり貸し切り?です・もちろん売店も何もやっていませんが、誰もいない空間を自然と一体になった形で堪能することができました。

摩周湖ということ国道391号線のほうからはご覧になっている方も多いかと思いますが、観光されていないこちら側からもぜひ一度ご覧になることをおすすめします。

東オホーツクガイド協会の斜里岳山麓1日ハイキングツアーでは、この裏摩周展望台もご案内させていただきます。

冬はもうすぐの東オホーツクではありますが、冬になる前のこの雰囲気も機会がありましたらぜひ感じていただけるとうれしいです。


2006年10月14日土曜日

斜里岳がうっすら白く

今朝方、快晴のもと、東オホーツク地区では氷点下の気温を記録しました。
 
斜里岳は既に降雪の跡がうっすらと見えました。

これから登山道は凍結している箇所が多々あることでしょう。

里では秋たけなわですが、山は一気に冬へ向かいつつあります。

2006年10月3日火曜日

里も紅葉の気配

街中を歩いていると、街路樹や公園の樹木の殆んどが色付き始めているようになりました。

ナナカマドの実だけが一際赤く目立っていたのが、それと相まって葉も赤くなってきた今日この頃です。歩道にはミズナラのどんぐりがてんこ盛りになっていたりもします。
 
街外れの公園では、エゾリスが一生懸命、クルミの実をほおばりつつ集めていました。

これから葉っぱが少なくなるにつれて、小動物たちと遭遇する機会が増えてくるので、日常的な散歩だけでも心和む瞬間が味わえます。

2006年9月26日火曜日

そろそろ紅葉

スカッと晴れる日が多くなりました。

そのせいか朝晩の冷え込みもキリッとした感じになってきました。
 
写真は熊見峠付近から見た斜里岳です。

稜線上は木々の葉っぱがほのかに色付き始めてました。

でも今年は何故か色付かずに枯れてしまうものが目立ちます。

この夏が暑かったせいか、雨が降らず乾燥していたせいでしょうか…?


2006年9月23日土曜日

知床五湖内にシカ

昨晩、夕陽を見ながらウトロに向かい、今日は良いお天気かと思っていましたが、知床は午前中雨模様。オホーツク海は晴れているのに、知床連山は雲に隠れていました。

しかし、雨が強く降っていても、知床五湖の森の中は、木々が雨を遮り、ほとんど体に雨はあたりません。森のしくみを考えるかっこうの機会を得ることができました。

その一方で普段はほとんど姿を見せないシカを五湖で見ることができました。

天気の良い中で知床五湖を歩くのも素晴らしいのですが、雨天でも知床を学ぶ環境は用意されています。

ですから、雨天でもあきらめずに・・・そして、雨具の準備もしっかりお願いします。

もうすぐ知床五湖も一面紅葉の季節となります。

2006年9月22日金曜日

秋晴れの知床五湖

台風が北海道に上陸した翌日の知床五湖(四湖)です。

このところ天気が良くてもなかなか知床連山を見ることのできなかった知床五湖ですが、知床連山に雲がないのを見るのは本当に久しぶりでした。

知床五湖は、今も各地からたくさんの方が見えています。

知床二湖まではちょっと渋滞するところがありますが、三湖以降は、わりあいのんびりとその雄大な自然を体験することができます。

今は知床五湖全周が可能です。

この快晴の日にご案内した方々よりうれしいお話が・・・。「いろいろなところに旅に出て、その地域の方々にその地域の醍醐味を案内してもらうのが一番の旅の思い出になる。

今日もこうしてネィチャーガイドの方と出会い、いっしょに知床の醍醐味を知ることができて、これもいい思い出になる。」

こう言っていただけると私たちのガイドもさせていただいて本当に良かったと思います。

これから紅葉が本格的になります。

ぜひ秋まっただ中の知床にいらしてみてはいかがでしょうか?皆様のお越しをお待ちしています。
知床四湖

2006年9月20日水曜日

東オホーツクの秋の夕暮れに

台風が北海道に上陸しました。

しかし、東オホーツクはそれほど影響がなく、写真のようにコスモスも倒れることなく夕陽とともに秋を感じさせてくれる光景を描いています。

今日は日中20度を越える気温となりましたが、夕方になると一段と秋をしっかり感じさせてくれるような気候になってきました。

街路樹のななかまども赤くなり始め秋をいっそう濃いものにしてくれている感じがします。

川をのぼる鮭など秋の光景が各地で見られます。

オホーツクの秋もさらに深まる今日この頃です。

2006年9月15日金曜日

空が広いなと感じます。

しばらくご無沙汰しました。所用で道南の静内。道央の札幌等に出ておりました。

北海道はさすがに広いですね。合計で1000kmほど走りました。

静内まで片道350km、札幌からは370kmあります。

370kmというと僕は以前、横浜に住んでいましたが、横浜からだと、北は福島県の北。

西は岐阜までの距離になります。

本州ですと高速道路を走るわけですが、道内は高速道路が整備されていないのと、もともと一部の地域を除いて渋滞とは無縁なので、1時間あたり60kmぐらいはごく普通に走ります。

ですから6時間ちょっと一般道を走れば到着できます。

道南の静内も札幌も地域的に魅力のある地域です。

同じ北海道ではありますが、何か違うなというものがあります。

それは空です。オホーツクの空は本当に広いなというのが実感です。

この広い空の下にあるオホーツクの自然に囲まれて過ごすのはとても気持ちが良いです。

2006年9月8日金曜日

カラフトマスが上がってきています。

遠音別川にカラフトマスが上がってきています。

網走周辺ではいよいよ鮭の姿も確認されているとか・・・。

オホーツクはいよいよこの鮭シーズンを迎えています。

こうした魚の動きから秋を感じるということも自然を感じるには大事なことだと思います。

そして、この秋を堪能する方法もいろいろあるのではないかと思います。

オホーツクの秋の感じ方について、東オホーツクの各地域を再訪しながら、ご紹介していきたいと思います。

乞うご期待ください。

2006年9月6日水曜日

自然の感じ方を大切にしたいです。

写真は知床五湖の二湖にいる魚(ふな)です。

湖面を撮影したので、湖面に映る木々がメインになってしまっているのでちょっとわかりにくいですが、ちょうど中央に黒っぽい魚がいるのがおわかりでしょうか?

知床五湖はその湖も入り込む川がありません。

しかし魚がいます。

こうしたことに関わったガイドも私たちのガイドの内容です。

自然の感じ方、自然との関わり方、自然が作られてきた背景、人間と自然との関わり・・・等々。
私たちは自然を入口にトータルな世界についてご案内したいと思っています。

そして、もう一度この場所を訪ねてみたくなる。そんなガイドを心がけたいと思います。


2006年9月5日火曜日

羅臼湖の山道整備に行ってきました。

今日は「自然探勝羅臼湖線歩道・自然にやさしい山のみち協働事業」と長いタイトルがついていますが、根室支庁、周辺市町村、環境省、林野庁、地元自然保護団体、ネィチャーガイド等がいっしょになって羅臼湖の山道の整備をする企画があり、東オホーツクガイド協会からもこの企画に参加しました。

あいにくの雨でしたが、僕たちは環境美化班に所属し、クマザサのかりばらいをして、安全に歩けるようにしてきました。

羅臼湖は羅臼湖をメインに、沼が五カ所あり、湿原地帯もあります。

こうした中を片道約1時間程度で歩くことができます。

知床五湖やフレペの滝、カムイワッカの滝とはまったく違う知床の様相を呈していました。

ずぶ濡れになり、どろんこになったので、帰りは羅臼観光ホテルの温泉に入りました。

このホテル建物は本当に営業しているの?という雰囲気はありますが、温泉は超広く、岩風呂もあり(露天風呂はありません)とてものんびりできました。

たぶんこの広さは知床随一ではないかと思います。
日帰り温泉は400円です。

羅臼湖とこうした温泉のペアーで一日ハイキングというのもメニューとしてはなかなか良いのではないでしょうか?

今回は雨でその魅力を写真では十分にお伝えできませんが、秋の紅葉の時期にぜひまた訪ねてみたいと思います。

2006年9月3日日曜日

ちょっと秋

知床をゆっくり味わいたい・・・。

最近、知床に来られるお客様の中にはそういったニーズが増えてきているようです。

今回東オホーツクガイド協会で担当させていただいた静岡県からのお客様のツアーは、知床に三泊される知床堪能ツアーでした。

朝、8時にホテルで合流させていただき、

  •  知床峠
  •  知床五湖(全周)
  •  カムイワッカの滝
  •  フレペの滝
  •  オロンコ岩

この日は上記でしたが、これ以外の日もじっくり知床と東オホーツクを堪能されるとのことです。

東オホーツクは本当に魅力ある場所が満載。知床をちょっとだけというのはもったいない。

本当はもっといろいろなところを訪ねたいし、季節が違った東オホーツクを感じたいと多くのお客様が言われていました。

東オホーツクガイド協会としては、皆さんのニーズに即して、東オホーツクの様々な顔を知っていただけるように今後もいろいろ情報提供し、皆様のご期待に応えていきたいと思っています。
ちょっと秋を感じた紅葉しはじめた知床五湖の風景

2006年9月1日金曜日

知床五湖 三湖~五湖

8月21日から知床五湖の三湖から五湖への立ち入り制限が解除となり、全周できるようになりました。

今日はあいにくの雨でしたが、雨のある知床五湖も神秘的でなかなかいい感じです。

多くの観光できている方は、一湖と二湖あるいは、高架木道で終わりにしているようでした。

三湖から五湖はあまり人影もなく、先をゆく鈴をつけて歩いている人の音がかすかに聞こえる程度で、とても静かでした。

ナナカマドの葉の色の赤さがけっこう目立っています。

湖は何も見えないに近い状態ですが、雨がふってもいろいろ感じることのできる知床五湖ではありました。


2006年8月31日木曜日

8月も今日でおしまい・・・秋・・・。

ついに今日で8月もおしまいです。東オホーツクは昨日・今日と雨が降っています。

気温もかなり下がり、いよいよ秋かなという感じになってきました。

夏の暑さがなくなったとはいえ、オホーツクの秋は、また楽しい景観が楽しめる季節になります。

紅葉はまだ早いですが、季節の変化を楽しむという点で、期待が大きい時期です。

秋と言えば、秋桜。東オホーツクの各地では秋桜が見られるようになってきています。

写真は我が家で咲いている秋桜です。

コスモスが街道に咲き乱れる地域もあります。

また河川や海では鮭の活動も活発になっていく季節です。

これまでの夏とは雰囲気の違う東オホーツクにいらっしゃいませんか!

2006年8月30日水曜日

ハマナスの実

オホーツクを代表する花の一つでハマナス。ハマナスの花はこの時期になるとだいぶ難しくなりますが、一方で花の咲いた後につける実がいい色に色づいてきています。

実はかなり赤くなるのですが、その家庭の実の色もなかなかです。

こうした植物の変化を楽しむのも、自然の楽しみ方の一つだと思うようになりました。

花の場合、やはり一番よい季節があると思いますが、そうした季節の変化を知ることで、さらに植物への関心が高まってきます。

オホーツクも夏はよい時期だと思いますが、季節の変化ということでは、かなりバラエティーに富んでいる地域だと思います。

オホーツクの四季、いろいろな角度から堪能していただきたいと思っています。

2006年8月29日火曜日

朝日ヶ丘展望台(大空町)

女満別空港から網走方面に国道39号線をしばらく行くと「メルヘンの丘」というとても眺めのよい場所に出ます。

そこを少し先に向かうと「朝日ヶ丘展望台」と書かれた標識を見つけることができます。

大きな看板ではないので見失うこともあるかと思います。

国道39号線を右折してしばらく丘を登っていくと、この写真の朝日ヶ丘展望台に到着します。

360℃の眺めがあるこの展望台は文字通り東オホーツクの一つの景観です。

今の時期は周辺の農地にひまわりが咲き乱れています。

女満別空港近くのひまわり畑とともに、夏らしい雰囲気に包まれたこの景観もぜひ味わっていただきたいところです。

2006年8月28日月曜日

ジャガイモの収穫も間近

東オホーツクの各地では、小麦の収穫に続き、ジャガイモの収穫の準備に入って来ています。

一部品種によってはすでに収穫が始まっていますが、多くは9月に入ってからの作業となります。

写真は、ジャガイモ収穫間近の畑の様子です。葉や茎が枯れていきます。

これがほとんど枯れた状態になるといよいよ収穫です。

ジャガイモはその大半がでんぷんの原料となる加工用のものが多いですが、食用の男爵や最近では、ちょっと赤みがかった北あかりなどの食用の栽培に力を入れるところが増えつつあります。

僕の友人は、インターネットが普及する前のパソコン通信の時代からネット上で自分のじゃがいもを販売してきました。

オホーツクの農作業のたよりといっしょになって届くジャガイモは格別でした。

今は、オホーツクに住むようになったので、収穫の手伝いもしています。

畑には防風林が目立ちます。白樺が植えられているところが多いですが、白樺の成長が早いことと関連しています。
女満別空港に近い大空町のジャガイモ畑

2006年8月27日日曜日

ひがしもこと乳酪館

ひがしもこと乳酪館は、大空町にあります。

大空町は今年の3月に空港のある女満別町とこの東藻琴村が合併してできた町で人口は約8000人です。

東藻琴は春の芝桜が有名ですが、体験型の施設として人気のあるのがこの「ひがしもこと乳酪館」です。

町内には酪農家が熱心に営まれていますが、牛乳が過剰になる中で、その加工の道を研究する中で、ここではチーズ作りが行われるようになり、その研究施設が「乳酪館」として公開されています。

ここでは、生産されたチーズなどの試食・販売が行われているほか、事前に予約が必要ですが、アイスクリームづくりやバターづくりに挑戦する体験交流室があります。

ここで生産・販売されているカマンベールチーズは全国各地から人気のある商品になっています。

今回ここに立ち寄った時には、チーズソフトクリームを食べましたが、ほんのりチーズの味と濃厚な牛乳がうまく混ざり合いなかなかゴージャスな雰囲気を味わうことができました。

東オホーツク周遊の旅を計画された際には、ぜひ寄ってみられてはどうでしょうか?

2006年8月26日土曜日

原生花園から見える斜里岳

東オホーツクの今日もまだ夏が続いています。気温は30℃までは上がりませんが、日差しが強く、雲をみてももうちょっと夏の期間が続くのかなぁという感じです。

写真は小清水の原生花園から見える斜里岳です。

原生花園・濤沸湖、そして斜里岳が見える空間は何ともすがすがしく感じます。

この写真を撮影した場所からはオホーツク海も見えるし、知床連山も見えます。

南には藻琴山も見えて、東オホーツクの全貌を理解するには最適の場所です。

原生花園に咲く花々はちょっと少ない感じもしますが、よくよく見るとハマナス、エゾカワラナデシコ、ナミキ草、エゾフロウなどまだまだ原生花園らしい花におめにかかれます。

東オホーツクの一つの全体像を確認するために、ぜひ寄ってみてください。

ここはソフトクリーム屋さんがいろいろあって、これも楽しみの一つです。

2006年8月24日木曜日

広大な牧場も見たい!

先日、斜里岳山麓に向かう道路が通行止めになり、やむを得ず予定変更で、東オホーツクの清里町等の見所ツアーに変更させていただいたことがありました。

桜鱒の滝登りがみれる「さくらの滝」、透明度抜群のコバルトブルーの「神の子池」、そして、観光されていない自然たっぷりで落ち着いた雰囲気の摩周湖など、じっくり堪能していただくことができました。

裏摩周展望台に向かう分岐点の清里峠では、冬季の雪対策として防雪シェルターが見えました。

お客様の中から、ぜひあそこを通過してみたいという声があり、それを支持するかたが多かったので、いってみました。

そこは中標津町です。

養老牛というところでは小高い山に「牛」という文字が描かれており、これにも歓声があがりました。
そしてしばらく行くとそこは北海道の酪農地帯の一角に入ります。

北海道に来たのだからこういう景観を見たかったという方が多かったようです。

北海道における酪農の現状をそこにある牧場の景観としてご説明させていただきましたが、こうした地域の産業との関連で生まれる豊かな景観についてもぜひ理解を深めていただければと思っています。

オホーツクの観光というと「知床」がメインになりがちですが、知床だけで終わりません。

こうした東オホーツクとその周辺の様子についてもぜひご覧になっていただきたいです。

こうした農村景観をメインにしつつ、そこでの暮らしを紹介するツアーもご相談の上、実現していきたいと思っています。
標茶町の牧場

2006年8月23日水曜日

オホーツク・・・実は!

私たちのガイド協会では「オホーツク」という地域の名称を利用しています。

オホーツクは北海道の中で網走支庁という地域に属しています。

網走支庁の範囲をオホーツクという場合が多いです。

今後支庁の名前もいずれは「オホーツク支庁」になるという話も聞いています。

さて、このオホーツクですが、
  1. オホーツク海に面した新潟県に匹敵する広大な土地に広がっている。
  2. 32万人が暮らす地域である。
  3. 全道第一位の水産関係の水揚げ高がある。
  4. 全道第二位の森林面積がある。
  5. 全道二位の農業生産高がある。
  6. 知床世界自然遺産や流氷、ラムサール条約湖・濤沸湖など国内有数の自然環境がある。
  7. オホーツクブルー(オホーツク特有の晴れ渡った青空)に代表される暮らしやすい気候風土がある。
という非常に恵まれた環境にあるわけですが、実際に全国的なアンケートをとってみるとこれらに対する認知度は意外と低いようです。

そうなっている事情はいろいろな背景があるかと思いますが、こうした豊かな環境に関して、その実際の姿をこれからもいろいろご紹介しつつ、私たちのガイドする内容にもこうした具体的事実をもとにその背景となること等についてもいろいろご紹介していきたいと思います。


2006年8月22日火曜日

斜里岳のある東オホーツク

今日も東オホーツクは30℃を超え、真夏日となりました。朝夕はそれでもとても涼しいです。

ここ数日の晴天で秀峰斜里岳も東オホーツクの各地域から大変よく見えます。

雲一つない斜里岳を撮影しようと思っているのですが、なかなか雲はいなくなってくれません。

でも、逆に雲がアクセントになる場合もあります。

今回の写真もそんな感じです。

東オホーツクはどこからでも斜里岳が見えるというのが一つのポイントです。

斜里岳をめざしながらその裾野に広がる森や農地を見ていると心がとても休まります。

写真を撮影するのもよし、絵を描くのもよし、そんな斜里岳をみながらののんびりとした旅も楽しんでいただきたいです。

2006年8月21日月曜日

知床五湖の全周が可能になりました。

8月21日よりこれまで、ヒグマの出没の危険性のために知床五湖の三湖から五湖までの立ち入りが制限されていのが解除され、開放されました。

五湖周辺におけるヒグマ出没頻度が沈静化の方向にあるためとのことです。

ただし、管轄している斜里町の情報によると、3~5湖に関しては、継続してヒグマの動きの変化を確認し、必要に場合は閉鎖されることもあるとのことです。

この間、東オホーツク協会で実施していた知床五湖のツアーも今後は、知床全周が可能となります。

知床五湖の開放状況については、下記のサイトで毎日確認できます。

知床観光利用情報

五湖の全週が可能になりましたので、近日中に、五湖を全週してきて、その様子を皆さんにお伝えしたいと思っています。ここ2-3日の間に行ってみたいと思っています。

2006年8月20日日曜日

ネーチャーガイドをさせていただいてうれしかったこと

先日、東オホーツクガイド協会が担当させていただいた知床のツアーに参加したお客様より、以下のような主旨のメールをいただきました。

「これまで各地の様々な旅行に参加してきました。今回世界遺産知床を歩き回る「知床づくし」のツアーに参加させていただきましたが、こうやってガイドさんが同行していただき、普段なかなか歩くことのできない山道を歩くことができるなど、とても楽しい思い出をつくることができました。

ガイドさんの人柄がわかる地域へのこだわりをお話いただき、知床がずいぶん近く感じることができました。もう一度知床に行ってみたいと思います。

ありがとうございました。」

このツアーでは、天気はあまり良くなかったのですが、逆に雨が降る中で、森の果たす役割なども身近に感じることができ、暑さの中で身近に見ることができなかったシカさんにもたっぷり出会えました。

そうした数々の知床ツアーの中で、その醍醐味を感じていただくためのサポートができて本当に良かったと思います。

正直なところまだまだ至らない点もあるかと思いますが、まずはガイドが知床等の自然をもっともっと探求し、こだわり、自然の中で学んできたことを、そのプロセスも含めてご紹介していきたいと思っております。

いっしょに歩いた方々からのこうしたご感想をお聞きすると私たちはガイドをさせていただいた喜びを感じます。

今後ともよろしくお願い致します。



2006年8月19日土曜日

森は生きている!知床の森を歩く!

ここ二日間、東オホーツクは雨です。

時よりすごい雨が降りました。

斜里岳山麓に向かう道道は通行止めにもなりました。

しかし、知床五湖、フレペの滝、原生林へは問題なく出かけることができました。

強い雨が降っても、森の中は、森の木々がクッションとなり、雨の勢いを衰えさせてくれます。

森の木々に落ちる雨音はかなり強いのですが、そのクッションを経て、落ちてくる雨水は、優しい感じがします。

もし森がなかったら、強い雨は、場合によっては地面の土砂を押し流す勢いにもなります。
 
しかし、日本の国土は国土面積の三分の二が森林です。

その森林があることで、地面は雨水を優しく吸収し、地面の腐葉土等とまざりあい、保水します。
これらは徐々に川に流れ込んでいきます。

森があることで雨水を自然はコントロールしているわけです。

雨が降れば、その雨が降っている事実を通じて、自然の姿を体験的に学ぶことができます。

さて、その雨が降っているフレペの滝の周辺の草原地帯では、この間シカの姿をほとんど確認することはできませんでした。

暑さのせいでシカたちは森の奥深くに待避してしまったようです。

しかし、雨が降り、かなり涼しくなったところで、シカたちはこの草原にある草を求めてやってきました。

周遊の道のかなり近くでシカを観察することができました。

前後の気象条件とこの日の雨を通じて、自然の姿の一端を学ぶことができました。

まさに森と生きものの関係を含めて・・・。森は生きているのことを実感しました。

2006年8月17日木曜日

夕暮れの時間には涼しくなる東オホーツク

「明日は雨が降るらしい・・・」と言われていましたが、今日も雨は降りませんでした。

夏日が続く東オホーツクです。

日中は30℃を超える日が続いています。

今日は車で出かけていましたが、エアコンもあまり効かず、変だなと思って窓を開けて走ったら意外と涼しかったです。

そうエアコンがちょっとこの暑さのパワーに負けたのではなく、エアコンのガスが少なくなっていたようです。

普段はほとんどエアコンを使わないで車に乗る時が多いですが、さすがに30℃を超えると・・・。

さっそく自動車の修理工場の友人のところに寄って、調整してもらいました。

今は快適です。というか夕暮れになるとエアコンを入れるとちょっと寒いぐらいです。

夕暮れのオホーツク海の空は、広く、そして優美です。海岸に出て、オホーツク海を眺めてみるのもロマンチックでおすすめです。

2006年8月16日水曜日

神の子池 清里町

昨日はこの間続いていたブログをお休みしました。

気が付いたら夜が明けようとしていました。ちょっと熱中してコンピュータの前に座っていたら・・・。

さて今日は、清里町の神の子池です。

この池は、そのコバルトブルーの透明度に人気がある池です。

周囲は220mで小さい池ですが、毎日お隣の摩周湖から12000tの水がこの池にわき出ているとのことです。

日本一の透明度をほこる摩周湖の水位が一年を通じて変わらず安定しているのはこの神の子池に水がわき出していることとの関係があるようです。

ここは清里町から中標津に向かう道道1115号線(摩周湖斜里戦)の緑と裏摩周展望台の間にあります。

裏摩周展望台の入口の清里峠に割合近いです。

道道から林道を約2kmほど砂利道を走るとここに到着します。

道道からの入口はちょっとわかりにくいので、通り過ぎてしまったということもありました。

雪のある時期は、ここには車で入れませんが、スノーシューやかんじきでゆっくりお散歩しながら、ここまで来て、水を飲んでみるツアーもあります。

東オホーツクは四季を通じて、その自然の醍醐味を堪能できるところです。

2006年8月14日月曜日

新ジャガの季節到来

11月に入り、ついこの前ジャガイモの花が咲き乱れていたと思ったら東オホーツクは、ジャガイモの茎が枯れ、いよいよ収穫直前になってきました。

北海道のジャガイモは全国的に有名ですが、東オホーツクもジャガイモの産地として味の良いジャガイモがたくさん生産されています。  

生産されたジャガイモの多くは、でんぷんの原料として生産される場合が多いのですが、東オホーツクでは味のよいジャガイモづくりに取り組んでいる農家も多く、食用として全国各地に出荷されています。

最近は、除草剤、殺虫剤は使用しない特別栽培のジャガイモの生産に取り組んでいる農家もいます。

インターネットを通じたオンライン産直などの試みをされている農家もいます。  

写真は大空町の農家で試し堀していただいた今年のジャガイモ(男爵)です。

8月の末ぐらいから東オホーツクでは、各地で大型機械を使ったジャガイモ掘りが始まります。


2006年8月13日日曜日

家族旅行にネーチャーガイドのある旅

今日は北海道の旅をご家族でされている方のネーチャーガイドをさせていただきました。

なかなかこれない北海道なので充実させた旅をしたという思いで、当ガイド協会のツアーに家族だけでご参加いただきました。

コースは世界遺産・知床半日コース。

ツアーに参加いただくに当たっては、事前に何度かメールでのやりとりをさせていただき、最終的にはお電話でいろいろお話させていただきました。

小学校の低学年の娘さんが同行されるということで体力的なご心配もおありだったようでそのあたりも配慮したツアーの内容にさせていただきました。

当日は、知床連山には雲が多かったのですが、あまり暑くもなく、知床の醍醐味をじっくり堪能していただきました。

ツアーでは知床の森やそこに生活する生きものたちとの関係をそこにある自然を直接感じていただきながら、いくつかの知床の謎を提示しながら、それを具体的な自然の中で考えていく形態にさせていただきました。

謎は深まる一方の時もありましたが、目の前にある実際の自然をありのままに感じていただくことで、楽しいツアーになりました。

娘さんの希望であるシカのオス・メス両方に身近に会うことができました。

こうした少人数のツアーも具体的にご相談させていただきながら、より身近に自然を体験できるツアーを実施させていただきたいと思っております。

2006年8月12日土曜日

フレペの滝(知床八景) キオンが草原一面に!

東オホーツクは今日もお天気に恵まれました。

夏が継続しています。

知床八景の一つであるフレペの滝の特色の一つである広大な草原では、今キオンの花がいっぱい咲き乱れています。

よくよく見るとそれに混じって、ちょっと背の高いハンゴンソウも黄色の花をつけはじめています。草原にふく風はなかなか心地よいです。

しかし、このところ続いている暑さのせいか、草原にシカの姿は確認できませんが、二次林にはシカたちを見ることができました。

同じ場所でも季節によってその景観は微妙に変化します。

その変化がなかなか面白いですね。

フレペの滝は、冬の季節がこれまた素晴らしいです。

フレペの滝へはスノーシューやかんじきでのツアーもあります。

そうした季節ごとの景観の変化もぜひお楽しみいただければと思います。

2006年8月11日金曜日

プユニ岬(知床八景)

東オホーツクの今日も天気がとてもよく、夏らしい一日でした。もっともこのところ雨が降っていないので、少しおしめりがほしいのも率直なとことです。

夏休みシーズンで知床にはたくさんの方がいらしています。

知床には、知床八景と呼ばれる名所があります。

  • オシンコシン展望台
  • オロンコ岩
  • プユニ岬
  • フレペの滝
  • 知床五湖
  • カムイワッカ湯の滝
  • 知床峠
  • 夕陽台

このうちプユニ岬は、ウトロから知床方面に向かい、自然センターにあがる前の勾配のきつい坂の途中にあるところです。

ここからはウトロのまちを手前に、彼方には藻琴山や網走・能取岬を望むことがでっきる場所です。

ここは夕陽が有名で、ここの夕陽を見たいという方も多いようです。

ウトロ街からは4km弱です。車では5分の距離です。

駐車場が確保されておらず、また駐車スペースも数台分しかないので、車で行かれた場合、周辺の交通の状況をよく見極めた上で訪ねてみてください。

2006年8月10日木曜日

ユリの切り花の出荷も最盛期(大空町)

東オホーツクではユリをテーマにしたテーマパークの一つであるゆりの郷 小清水リリーパークも有名ですが、切り花としてのゆりの生産に取り組んでいる農家も出荷の最盛期を迎えつつあります。

写真は、大空町住吉の花卉栽培農家を訪問しましたときのものです。

この農家では、ハウスでたくさんの種類のゆりを生産されています。大空町の合併前の女満別町は「花と音楽の街」と言われていましたが、その街のイメージを代表する花卉栽培農家も奮闘されています。

東オホーツクでは、こうした施設園芸を営む農家も特色ある東オホーツクをかたどっています。

2006年8月9日水曜日

女満別空港のひまわり畑

毎年、この時期になると見られる女満別空港のひまわり畑です。

女満別空港から北(網走)方面に少し走った空港の北側にひろがる大規模なひまわり畑です。

ひまわりは、観賞用の意味もありますが、畑の肥料(緑肥)にもなります。

東オホーツクの畑には、こうした緑肥として植えるひまわりが各地でこれから開花していきます。

その見事な光景をぜひご覧にいただければと思います。

2006年8月8日火曜日

東オホーツクは日本の稲作生産の北限

東オホーツクの農村景観の特徴は、じゃがいも、小麦、ビートに代表される畑作3品です。

しかし、女満別空港のある大空町には、どこまでも果てしなく続く水田地帯があります。

水田の中には、一枚(畦で区切られている水田の1区画)が2haもあるような北海道ならではの水田もあります。(本州の大規模稲作地帯の秋田県の大潟村でも一枚の田んぼは、1.25haです。)

東オホーツクは日本の米の北限です。

その昔、北海道の米は、国内の中でも屑米と称して、優良米のブレンド米として使うぐらいしか意味がないように言われた時期もありました。

しかし、品種改良を重ね。寒冷地でも育てやすいながらも味の良い米ができるようになり、雪光やきらら397の登場で国内でも味の良い米としての地位を徐々に確立していきました。

最近では「ほしのゆめ」や「ななつぼし」などかなり本州でも人気のある米が生産されています。

東オホーツクの米は、こうした一連の品種改良の成果の上にたって、オホーツクの特有の寒暖差のある気候を有利に活用し、有機質の投入等の工夫を重ね、一方で限りない減農薬に挑戦しています。

冷涼な気候のおかげで、本州に比べると病虫害の発生率が少なく、安全性でも申し分のない良質も米が収穫されてきています。

生産者の中には、北海道の米の味をよくする動きの中で初期に生産された雪光を作り続けている方がいらっしゃいます。

この米の特性は、アトピーなどの問題が出ているお子さん等が食べられるお米となる場合が多く、成果が出ているお子さんも少なくないとのことです。

冬季には、雪の積もった水田に白鳥が立ち寄る景観を見ることもできます。
 
空きの収穫時期には、大空町内で地元の米を販売しているところもありますので、機会がありましたら、オホーツクの米も味わっていただきたいです。




NPO法人きよさと観光協会
まちづくり清里地域協議会


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