2006年8月31日木曜日

8月も今日でおしまい・・・秋・・・。

ついに今日で8月もおしまいです。東オホーツクは昨日・今日と雨が降っています。

気温もかなり下がり、いよいよ秋かなという感じになってきました。

夏の暑さがなくなったとはいえ、オホーツクの秋は、また楽しい景観が楽しめる季節になります。

紅葉はまだ早いですが、季節の変化を楽しむという点で、期待が大きい時期です。

秋と言えば、秋桜。東オホーツクの各地では秋桜が見られるようになってきています。

写真は我が家で咲いている秋桜です。

コスモスが街道に咲き乱れる地域もあります。

また河川や海では鮭の活動も活発になっていく季節です。

これまでの夏とは雰囲気の違う東オホーツクにいらっしゃいませんか!

2006年8月30日水曜日

ハマナスの実

オホーツクを代表する花の一つでハマナス。ハマナスの花はこの時期になるとだいぶ難しくなりますが、一方で花の咲いた後につける実がいい色に色づいてきています。

実はかなり赤くなるのですが、その家庭の実の色もなかなかです。

こうした植物の変化を楽しむのも、自然の楽しみ方の一つだと思うようになりました。

花の場合、やはり一番よい季節があると思いますが、そうした季節の変化を知ることで、さらに植物への関心が高まってきます。

オホーツクも夏はよい時期だと思いますが、季節の変化ということでは、かなりバラエティーに富んでいる地域だと思います。

オホーツクの四季、いろいろな角度から堪能していただきたいと思っています。

2006年8月29日火曜日

朝日ヶ丘展望台(大空町)

女満別空港から網走方面に国道39号線をしばらく行くと「メルヘンの丘」というとても眺めのよい場所に出ます。

そこを少し先に向かうと「朝日ヶ丘展望台」と書かれた標識を見つけることができます。

大きな看板ではないので見失うこともあるかと思います。

国道39号線を右折してしばらく丘を登っていくと、この写真の朝日ヶ丘展望台に到着します。

360℃の眺めがあるこの展望台は文字通り東オホーツクの一つの景観です。

今の時期は周辺の農地にひまわりが咲き乱れています。

女満別空港近くのひまわり畑とともに、夏らしい雰囲気に包まれたこの景観もぜひ味わっていただきたいところです。

2006年8月28日月曜日

ジャガイモの収穫も間近

東オホーツクの各地では、小麦の収穫に続き、ジャガイモの収穫の準備に入って来ています。

一部品種によってはすでに収穫が始まっていますが、多くは9月に入ってからの作業となります。

写真は、ジャガイモ収穫間近の畑の様子です。葉や茎が枯れていきます。

これがほとんど枯れた状態になるといよいよ収穫です。

ジャガイモはその大半がでんぷんの原料となる加工用のものが多いですが、食用の男爵や最近では、ちょっと赤みがかった北あかりなどの食用の栽培に力を入れるところが増えつつあります。

僕の友人は、インターネットが普及する前のパソコン通信の時代からネット上で自分のじゃがいもを販売してきました。

オホーツクの農作業のたよりといっしょになって届くジャガイモは格別でした。

今は、オホーツクに住むようになったので、収穫の手伝いもしています。

畑には防風林が目立ちます。白樺が植えられているところが多いですが、白樺の成長が早いことと関連しています。
女満別空港に近い大空町のジャガイモ畑

2006年8月27日日曜日

ひがしもこと乳酪館

ひがしもこと乳酪館は、大空町にあります。

大空町は今年の3月に空港のある女満別町とこの東藻琴村が合併してできた町で人口は約8000人です。

東藻琴は春の芝桜が有名ですが、体験型の施設として人気のあるのがこの「ひがしもこと乳酪館」です。

町内には酪農家が熱心に営まれていますが、牛乳が過剰になる中で、その加工の道を研究する中で、ここではチーズ作りが行われるようになり、その研究施設が「乳酪館」として公開されています。

ここでは、生産されたチーズなどの試食・販売が行われているほか、事前に予約が必要ですが、アイスクリームづくりやバターづくりに挑戦する体験交流室があります。

ここで生産・販売されているカマンベールチーズは全国各地から人気のある商品になっています。

今回ここに立ち寄った時には、チーズソフトクリームを食べましたが、ほんのりチーズの味と濃厚な牛乳がうまく混ざり合いなかなかゴージャスな雰囲気を味わうことができました。

東オホーツク周遊の旅を計画された際には、ぜひ寄ってみられてはどうでしょうか?

2006年8月26日土曜日

原生花園から見える斜里岳

東オホーツクの今日もまだ夏が続いています。気温は30℃までは上がりませんが、日差しが強く、雲をみてももうちょっと夏の期間が続くのかなぁという感じです。

写真は小清水の原生花園から見える斜里岳です。

原生花園・濤沸湖、そして斜里岳が見える空間は何ともすがすがしく感じます。

この写真を撮影した場所からはオホーツク海も見えるし、知床連山も見えます。

南には藻琴山も見えて、東オホーツクの全貌を理解するには最適の場所です。

原生花園に咲く花々はちょっと少ない感じもしますが、よくよく見るとハマナス、エゾカワラナデシコ、ナミキ草、エゾフロウなどまだまだ原生花園らしい花におめにかかれます。

東オホーツクの一つの全体像を確認するために、ぜひ寄ってみてください。

ここはソフトクリーム屋さんがいろいろあって、これも楽しみの一つです。

2006年8月24日木曜日

広大な牧場も見たい!

先日、斜里岳山麓に向かう道路が通行止めになり、やむを得ず予定変更で、東オホーツクの清里町等の見所ツアーに変更させていただいたことがありました。

桜鱒の滝登りがみれる「さくらの滝」、透明度抜群のコバルトブルーの「神の子池」、そして、観光されていない自然たっぷりで落ち着いた雰囲気の摩周湖など、じっくり堪能していただくことができました。

裏摩周展望台に向かう分岐点の清里峠では、冬季の雪対策として防雪シェルターが見えました。

お客様の中から、ぜひあそこを通過してみたいという声があり、それを支持するかたが多かったので、いってみました。

そこは中標津町です。

養老牛というところでは小高い山に「牛」という文字が描かれており、これにも歓声があがりました。
そしてしばらく行くとそこは北海道の酪農地帯の一角に入ります。

北海道に来たのだからこういう景観を見たかったという方が多かったようです。

北海道における酪農の現状をそこにある牧場の景観としてご説明させていただきましたが、こうした地域の産業との関連で生まれる豊かな景観についてもぜひ理解を深めていただければと思っています。

オホーツクの観光というと「知床」がメインになりがちですが、知床だけで終わりません。

こうした東オホーツクとその周辺の様子についてもぜひご覧になっていただきたいです。

こうした農村景観をメインにしつつ、そこでの暮らしを紹介するツアーもご相談の上、実現していきたいと思っています。
標茶町の牧場

2006年8月23日水曜日

オホーツク・・・実は!

私たちのガイド協会では「オホーツク」という地域の名称を利用しています。

オホーツクは北海道の中で網走支庁という地域に属しています。

網走支庁の範囲をオホーツクという場合が多いです。

今後支庁の名前もいずれは「オホーツク支庁」になるという話も聞いています。

さて、このオホーツクですが、
  1. オホーツク海に面した新潟県に匹敵する広大な土地に広がっている。
  2. 32万人が暮らす地域である。
  3. 全道第一位の水産関係の水揚げ高がある。
  4. 全道第二位の森林面積がある。
  5. 全道二位の農業生産高がある。
  6. 知床世界自然遺産や流氷、ラムサール条約湖・濤沸湖など国内有数の自然環境がある。
  7. オホーツクブルー(オホーツク特有の晴れ渡った青空)に代表される暮らしやすい気候風土がある。
という非常に恵まれた環境にあるわけですが、実際に全国的なアンケートをとってみるとこれらに対する認知度は意外と低いようです。

そうなっている事情はいろいろな背景があるかと思いますが、こうした豊かな環境に関して、その実際の姿をこれからもいろいろご紹介しつつ、私たちのガイドする内容にもこうした具体的事実をもとにその背景となること等についてもいろいろご紹介していきたいと思います。


2006年8月22日火曜日

斜里岳のある東オホーツク

今日も東オホーツクは30℃を超え、真夏日となりました。朝夕はそれでもとても涼しいです。

ここ数日の晴天で秀峰斜里岳も東オホーツクの各地域から大変よく見えます。

雲一つない斜里岳を撮影しようと思っているのですが、なかなか雲はいなくなってくれません。

でも、逆に雲がアクセントになる場合もあります。

今回の写真もそんな感じです。

東オホーツクはどこからでも斜里岳が見えるというのが一つのポイントです。

斜里岳をめざしながらその裾野に広がる森や農地を見ていると心がとても休まります。

写真を撮影するのもよし、絵を描くのもよし、そんな斜里岳をみながらののんびりとした旅も楽しんでいただきたいです。

2006年8月21日月曜日

知床五湖の全周が可能になりました。

8月21日よりこれまで、ヒグマの出没の危険性のために知床五湖の三湖から五湖までの立ち入りが制限されていのが解除され、開放されました。

五湖周辺におけるヒグマ出没頻度が沈静化の方向にあるためとのことです。

ただし、管轄している斜里町の情報によると、3~5湖に関しては、継続してヒグマの動きの変化を確認し、必要に場合は閉鎖されることもあるとのことです。

この間、東オホーツク協会で実施していた知床五湖のツアーも今後は、知床全周が可能となります。

知床五湖の開放状況については、下記のサイトで毎日確認できます。

知床観光利用情報

五湖の全週が可能になりましたので、近日中に、五湖を全週してきて、その様子を皆さんにお伝えしたいと思っています。ここ2-3日の間に行ってみたいと思っています。

2006年8月20日日曜日

ネーチャーガイドをさせていただいてうれしかったこと

先日、東オホーツクガイド協会が担当させていただいた知床のツアーに参加したお客様より、以下のような主旨のメールをいただきました。

「これまで各地の様々な旅行に参加してきました。今回世界遺産知床を歩き回る「知床づくし」のツアーに参加させていただきましたが、こうやってガイドさんが同行していただき、普段なかなか歩くことのできない山道を歩くことができるなど、とても楽しい思い出をつくることができました。

ガイドさんの人柄がわかる地域へのこだわりをお話いただき、知床がずいぶん近く感じることができました。もう一度知床に行ってみたいと思います。

ありがとうございました。」

このツアーでは、天気はあまり良くなかったのですが、逆に雨が降る中で、森の果たす役割なども身近に感じることができ、暑さの中で身近に見ることができなかったシカさんにもたっぷり出会えました。

そうした数々の知床ツアーの中で、その醍醐味を感じていただくためのサポートができて本当に良かったと思います。

正直なところまだまだ至らない点もあるかと思いますが、まずはガイドが知床等の自然をもっともっと探求し、こだわり、自然の中で学んできたことを、そのプロセスも含めてご紹介していきたいと思っております。

いっしょに歩いた方々からのこうしたご感想をお聞きすると私たちはガイドをさせていただいた喜びを感じます。

今後ともよろしくお願い致します。



2006年8月19日土曜日

森は生きている!知床の森を歩く!

ここ二日間、東オホーツクは雨です。

時よりすごい雨が降りました。

斜里岳山麓に向かう道道は通行止めにもなりました。

しかし、知床五湖、フレペの滝、原生林へは問題なく出かけることができました。

強い雨が降っても、森の中は、森の木々がクッションとなり、雨の勢いを衰えさせてくれます。

森の木々に落ちる雨音はかなり強いのですが、そのクッションを経て、落ちてくる雨水は、優しい感じがします。

もし森がなかったら、強い雨は、場合によっては地面の土砂を押し流す勢いにもなります。
 
しかし、日本の国土は国土面積の三分の二が森林です。

その森林があることで、地面は雨水を優しく吸収し、地面の腐葉土等とまざりあい、保水します。
これらは徐々に川に流れ込んでいきます。

森があることで雨水を自然はコントロールしているわけです。

雨が降れば、その雨が降っている事実を通じて、自然の姿を体験的に学ぶことができます。

さて、その雨が降っているフレペの滝の周辺の草原地帯では、この間シカの姿をほとんど確認することはできませんでした。

暑さのせいでシカたちは森の奥深くに待避してしまったようです。

しかし、雨が降り、かなり涼しくなったところで、シカたちはこの草原にある草を求めてやってきました。

周遊の道のかなり近くでシカを観察することができました。

前後の気象条件とこの日の雨を通じて、自然の姿の一端を学ぶことができました。

まさに森と生きものの関係を含めて・・・。森は生きているのことを実感しました。

2006年8月17日木曜日

夕暮れの時間には涼しくなる東オホーツク

「明日は雨が降るらしい・・・」と言われていましたが、今日も雨は降りませんでした。

夏日が続く東オホーツクです。

日中は30℃を超える日が続いています。

今日は車で出かけていましたが、エアコンもあまり効かず、変だなと思って窓を開けて走ったら意外と涼しかったです。

そうエアコンがちょっとこの暑さのパワーに負けたのではなく、エアコンのガスが少なくなっていたようです。

普段はほとんどエアコンを使わないで車に乗る時が多いですが、さすがに30℃を超えると・・・。

さっそく自動車の修理工場の友人のところに寄って、調整してもらいました。

今は快適です。というか夕暮れになるとエアコンを入れるとちょっと寒いぐらいです。

夕暮れのオホーツク海の空は、広く、そして優美です。海岸に出て、オホーツク海を眺めてみるのもロマンチックでおすすめです。

2006年8月16日水曜日

神の子池 清里町

昨日はこの間続いていたブログをお休みしました。

気が付いたら夜が明けようとしていました。ちょっと熱中してコンピュータの前に座っていたら・・・。

さて今日は、清里町の神の子池です。

この池は、そのコバルトブルーの透明度に人気がある池です。

周囲は220mで小さい池ですが、毎日お隣の摩周湖から12000tの水がこの池にわき出ているとのことです。

日本一の透明度をほこる摩周湖の水位が一年を通じて変わらず安定しているのはこの神の子池に水がわき出していることとの関係があるようです。

ここは清里町から中標津に向かう道道1115号線(摩周湖斜里戦)の緑と裏摩周展望台の間にあります。

裏摩周展望台の入口の清里峠に割合近いです。

道道から林道を約2kmほど砂利道を走るとここに到着します。

道道からの入口はちょっとわかりにくいので、通り過ぎてしまったということもありました。

雪のある時期は、ここには車で入れませんが、スノーシューやかんじきでゆっくりお散歩しながら、ここまで来て、水を飲んでみるツアーもあります。

東オホーツクは四季を通じて、その自然の醍醐味を堪能できるところです。

2006年8月14日月曜日

新ジャガの季節到来

11月に入り、ついこの前ジャガイモの花が咲き乱れていたと思ったら東オホーツクは、ジャガイモの茎が枯れ、いよいよ収穫直前になってきました。

北海道のジャガイモは全国的に有名ですが、東オホーツクもジャガイモの産地として味の良いジャガイモがたくさん生産されています。  

生産されたジャガイモの多くは、でんぷんの原料として生産される場合が多いのですが、東オホーツクでは味のよいジャガイモづくりに取り組んでいる農家も多く、食用として全国各地に出荷されています。

最近は、除草剤、殺虫剤は使用しない特別栽培のジャガイモの生産に取り組んでいる農家もいます。

インターネットを通じたオンライン産直などの試みをされている農家もいます。  

写真は大空町の農家で試し堀していただいた今年のジャガイモ(男爵)です。

8月の末ぐらいから東オホーツクでは、各地で大型機械を使ったジャガイモ掘りが始まります。


2006年8月13日日曜日

家族旅行にネーチャーガイドのある旅

今日は北海道の旅をご家族でされている方のネーチャーガイドをさせていただきました。

なかなかこれない北海道なので充実させた旅をしたという思いで、当ガイド協会のツアーに家族だけでご参加いただきました。

コースは世界遺産・知床半日コース。

ツアーに参加いただくに当たっては、事前に何度かメールでのやりとりをさせていただき、最終的にはお電話でいろいろお話させていただきました。

小学校の低学年の娘さんが同行されるということで体力的なご心配もおありだったようでそのあたりも配慮したツアーの内容にさせていただきました。

当日は、知床連山には雲が多かったのですが、あまり暑くもなく、知床の醍醐味をじっくり堪能していただきました。

ツアーでは知床の森やそこに生活する生きものたちとの関係をそこにある自然を直接感じていただきながら、いくつかの知床の謎を提示しながら、それを具体的な自然の中で考えていく形態にさせていただきました。

謎は深まる一方の時もありましたが、目の前にある実際の自然をありのままに感じていただくことで、楽しいツアーになりました。

娘さんの希望であるシカのオス・メス両方に身近に会うことができました。

こうした少人数のツアーも具体的にご相談させていただきながら、より身近に自然を体験できるツアーを実施させていただきたいと思っております。

2006年8月12日土曜日

フレペの滝(知床八景) キオンが草原一面に!

東オホーツクは今日もお天気に恵まれました。

夏が継続しています。

知床八景の一つであるフレペの滝の特色の一つである広大な草原では、今キオンの花がいっぱい咲き乱れています。

よくよく見るとそれに混じって、ちょっと背の高いハンゴンソウも黄色の花をつけはじめています。草原にふく風はなかなか心地よいです。

しかし、このところ続いている暑さのせいか、草原にシカの姿は確認できませんが、二次林にはシカたちを見ることができました。

同じ場所でも季節によってその景観は微妙に変化します。

その変化がなかなか面白いですね。

フレペの滝は、冬の季節がこれまた素晴らしいです。

フレペの滝へはスノーシューやかんじきでのツアーもあります。

そうした季節ごとの景観の変化もぜひお楽しみいただければと思います。

2006年8月11日金曜日

プユニ岬(知床八景)

東オホーツクの今日も天気がとてもよく、夏らしい一日でした。もっともこのところ雨が降っていないので、少しおしめりがほしいのも率直なとことです。

夏休みシーズンで知床にはたくさんの方がいらしています。

知床には、知床八景と呼ばれる名所があります。

  • オシンコシン展望台
  • オロンコ岩
  • プユニ岬
  • フレペの滝
  • 知床五湖
  • カムイワッカ湯の滝
  • 知床峠
  • 夕陽台

このうちプユニ岬は、ウトロから知床方面に向かい、自然センターにあがる前の勾配のきつい坂の途中にあるところです。

ここからはウトロのまちを手前に、彼方には藻琴山や網走・能取岬を望むことがでっきる場所です。

ここは夕陽が有名で、ここの夕陽を見たいという方も多いようです。

ウトロ街からは4km弱です。車では5分の距離です。

駐車場が確保されておらず、また駐車スペースも数台分しかないので、車で行かれた場合、周辺の交通の状況をよく見極めた上で訪ねてみてください。

2006年8月10日木曜日

ユリの切り花の出荷も最盛期(大空町)

東オホーツクではユリをテーマにしたテーマパークの一つであるゆりの郷 小清水リリーパークも有名ですが、切り花としてのゆりの生産に取り組んでいる農家も出荷の最盛期を迎えつつあります。

写真は、大空町住吉の花卉栽培農家を訪問しましたときのものです。

この農家では、ハウスでたくさんの種類のゆりを生産されています。大空町の合併前の女満別町は「花と音楽の街」と言われていましたが、その街のイメージを代表する花卉栽培農家も奮闘されています。

東オホーツクでは、こうした施設園芸を営む農家も特色ある東オホーツクをかたどっています。

2006年8月9日水曜日

女満別空港のひまわり畑

毎年、この時期になると見られる女満別空港のひまわり畑です。

女満別空港から北(網走)方面に少し走った空港の北側にひろがる大規模なひまわり畑です。

ひまわりは、観賞用の意味もありますが、畑の肥料(緑肥)にもなります。

東オホーツクの畑には、こうした緑肥として植えるひまわりが各地でこれから開花していきます。

その見事な光景をぜひご覧にいただければと思います。

2006年8月8日火曜日

東オホーツクは日本の稲作生産の北限

東オホーツクの農村景観の特徴は、じゃがいも、小麦、ビートに代表される畑作3品です。

しかし、女満別空港のある大空町には、どこまでも果てしなく続く水田地帯があります。

水田の中には、一枚(畦で区切られている水田の1区画)が2haもあるような北海道ならではの水田もあります。(本州の大規模稲作地帯の秋田県の大潟村でも一枚の田んぼは、1.25haです。)

東オホーツクは日本の米の北限です。

その昔、北海道の米は、国内の中でも屑米と称して、優良米のブレンド米として使うぐらいしか意味がないように言われた時期もありました。

しかし、品種改良を重ね。寒冷地でも育てやすいながらも味の良い米ができるようになり、雪光やきらら397の登場で国内でも味の良い米としての地位を徐々に確立していきました。

最近では「ほしのゆめ」や「ななつぼし」などかなり本州でも人気のある米が生産されています。

東オホーツクの米は、こうした一連の品種改良の成果の上にたって、オホーツクの特有の寒暖差のある気候を有利に活用し、有機質の投入等の工夫を重ね、一方で限りない減農薬に挑戦しています。

冷涼な気候のおかげで、本州に比べると病虫害の発生率が少なく、安全性でも申し分のない良質も米が収穫されてきています。

生産者の中には、北海道の米の味をよくする動きの中で初期に生産された雪光を作り続けている方がいらっしゃいます。

この米の特性は、アトピーなどの問題が出ているお子さん等が食べられるお米となる場合が多く、成果が出ているお子さんも少なくないとのことです。

冬季には、雪の積もった水田に白鳥が立ち寄る景観を見ることもできます。
 
空きの収穫時期には、大空町内で地元の米を販売しているところもありますので、機会がありましたら、オホーツクの米も味わっていただきたいです。




2006年8月7日月曜日

夕陽の前の濤沸湖

濤沸湖は東オホーツクの小清水町と網走市にまたがる湖です。

小清水の原生花園の南側に広がる湖です。濤沸湖は昨年ラムサール条約登録湿地となりました。

ラムサール条約は、「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する」条約です。

イランのカスピ海の町ラムサールで1971年に採択されたのが始まりです。

2005年の時点で146カ国が加盟しています。

釧路湿原が1980年に登録されたのが日本では最初で、現在日本では33カ所が登録されています。
北海道内は合計12箇所登録されています。

濤沸湖は、湖にそって南側はあまり道がなく、ぐるっと一週することはできませんが、いろいろな雰囲気をもつ湖です。

湖の南側から見ると、濤沸湖の水面、そして地平線がかさなり、空の広さを感じます。

場所によっては、オホーツク海が見える場所もあります。

もちろんここにはいろいろな水鳥が生息しています。

水鳥と様々な自然の調和する濤沸湖の周辺もぜひ楽しんでください。

2006年8月6日日曜日

来運公園の湧水(斜里町)

東オホーツクには各地に様々な名水があります。

今回ご紹介させていただくのが斜里町郊外にある「来運公園の湧水」です。

神社杜に囲まれ、その間を小川が流れ、そして、この湧水があります。

この湧水を汲みに各地から訪れるファンは多いそうです。

近隣のパン屋さんやお弁当屋さんの中にはこの水を汲みに毎週来られて、使われているようです。

ここの湧水はその場で飲めます。

なかなかいい感じです。

この湧水は、斜里岳に積もった雪が数十年の歳月を経て湧き出ているのだそうです。

水温は6度前後で、夏は冷たく、冬は凍らないとのことです。

この地域の自治会が作られた案内文には「この来運の水を飲むと、『運が来て良いことや願いごとがかなう』とも云われていますと書かれています。

今日、この地域の小学校だったところで、水の学校というイベントがあり、我が家の娘たちは浴衣を着て、お茶会でお手前を披露させていただきました。

帰りに来運の水をくんできてくれて、それでコーヒーを入れました。

こくがあり、また甘みがあって、なかなかでした。

場所は中斜里駅を南下し道道1000号線を入ったところです。


2006年8月5日土曜日

小清水町 フレトイ展望台

原生花園(小清水町)から国道244号線を斜里方面に向かうと、原生花園から連続する丘陵に白いピラミッドの形をしたものが見えてきます。

小清水町の浜小清水駅から徒歩でも5分程度の位置にある展望台です。

浜小清水駅には広い駐車場がありますので、ここに車を停めるもよし、フレトイ展望台の直下にある駐車場も狭いながら車が停められます。

ここからの眺めは本当に素晴らしいです。東オホーツクの醍醐味となる場所が一望できます。

  •  知床連山
  •  海別岳
  •  斜里岳
  •  藻琴山
  •  濤沸湖
  •  能取岬(半島)
  •  オホーツク海
そして、この周辺に広がる農村の景観もまた見事です。原生花園の丘陵の延長線上に位置していますので、原生花園で咲いている花もここで見ることができます。

展望台は中にも入ることができ、周辺の魅力がわかる展示室もあります。

一応24時間営業です。

冬の流氷の時期には、もちろん流氷の接岸も間近で見ることができます。

ここには前浜キャンプ場があり、今の時期はここにテントを張っている人も少なくありません。

ちょっと風が強い時は難儀しますが、オホーツク特有の風を体験するには良いかもしれません。

道の駅には隣接してスーパーマーケットのフレトイがあります。

ここで面白いのは地元の素材を活かしたお総菜が販売されていることです。

ここでお総菜を購入して、外のベンチでランチタイムというのもありかと思います。

また、新鮮な海産物も割安で販売されています。今日はいい「いか」があったので、さっそく購入してきて塩辛をつくりました。

そして、オホーツクのおみやげもいろいろ販売されています。地元の農産物もあります。

東オホーツクを周遊する時にはたいてい通過する場所となるので、機会があれば、ぜひこの周辺にも寄ってみてください。

ちなみにこの記事を書いている筆者はここで生活しています。

2006年8月4日金曜日

小麦の収穫

今、オホーツクは昨年の秋に蒔いた小麦の収穫時期になっています。

あちこち小麦を刈り取るコンバインが道路の道幅一杯を使って走っています。

それだけコンバインは大きな機械で機械化一貫体系・北海道の農業という感じがします。

この写真は小麦を収穫したあとの茎等を集めて、機械でロールにします。

これはできたてほやほやのロールです。

実は数年前、すなわち移住する前に道内を旅していた時に、毎年訪問していた女満別(現大空町)の吉田農園を訪問した時に、撮影させていただいたものです。

ちょうど今頃だと思い、吉田農園に電話を入れたら、今年は秋まき小麦の収穫は終わってしまったのこと。

ちょっと出遅れました。

春まきの小麦の収穫が8月の後半にあるので、そのときには最新バージョンを撮影させていただこうと思っています。

写真の一北海道の畑は広いです。

1ha(1町=100m×100m)の畑に育っている麦を30分ぐらいで刈り取ってしまいます。

刈り取った麦はもみの状態です。茎は畑に残されます。

もみはそのままコンバインからトラックに移し、即刻農協等の乾燥施設に運ばれて乾燥されます。

十勝などでは、個人で乾燥施設を持っている農家もありますが、オホーツクでは共同施設で乾燥する場合が多いようです。

夏の北海道ならでは光景をご紹介させていただきました。


2006年8月3日木曜日

スーパーマーケットに立ち寄って見ては?

東オホーツクには、大手資本のスーパーマーケットはほとんどありません。
 
割合地元資本のスーパーマーケットが多いです。

地元資本ということもあって、どこも地元(オホーツク)の商品を店頭にそろえようとしているスーパーが多いです。

スーパーの中には、おみやげ用の地元企画の商品を用意しているところもあります。

特に海産物等は、実際に行っていただけるとわかりますが、いわゆるおみやげ屋さんに並んでいるものより質が良く、価格も大幅に安価なものが少なくありません。

中には名前も聞いたことのないような魚も並んでいますが、真空パックになっていておみやげにすることも可能な商品があります。

地元のお酒や焼酎、ワインを扱っているところもあります。

こうしたスーパーで販売されている商品の多くは、オホーツクに住んでいる人たちの日常的な生活品を身近に感じ取っていただける場だと思います。

観光バスで来られた場合は、なかなか立ち寄れないかと思いますが、機会があれば寄ってみていただきたいです。

通常の土産屋さんもしっかり立ち寄り、皆さんの目でいろいろなものを見ていただければと思います。

網走に宿泊した場合は、宿舎が隣接しているところの近くにスーパーがあり夜10時近くまで営業しているところもあります。

2006年8月2日水曜日

東オホーツクへの移住

北海道庁は現在主に団塊世代の移住を促進する政策に力を入れています。

このブログの記事を書いている僕も実は移住者です。

もっとも団塊世代より一回り下の世代です。北海道庁が進めている移住政策は移住政策として考えつつ、移住した人間として、もし移住を希望する方がいらしゃれば、ぜひ応援したいと思っています。

今年の冬、インターネットを通じて、知り合った方をご案内して、各地の流氷を見て回りました。

今年はオホーツクに流氷が接岸する機会が少なく、せっかく流氷を見に来られてもツアーの場合、あそこで流氷が見られるという情報があっても小回りがきかないせいで、結局流氷に会うことができない方もおられました。

でも流氷に会えた方の中には、毎年そこに住んで流氷とともに生活してみたいと考えられている方もいらっしゃり、この間その方の定住の場所探しのサポートをさせていただきました。

先月、移住地も見つかり、今はこちらに引っ越されてきました。

移住を考えられている方の多くは、見知らぬ土地にいきなり移住するのではなく、旅行等で何度もその土地を訪ね、その土地魅力を感じられている方が多いです。

東オホーツクはそうした移住先としても魅力の多いところです。

旅では魅力的な自然に親しむケースが多いと思いますが、ごくさりげないその土地の日常生活にふれる旅もなかなか奥が深いです。

このブログでは今後そうした東オホーツクの日常生活についてもいろいろ取り上げていきたいと思います。
知床の原生林

2006年8月1日火曜日

清里町のじゃがいも焼酎

今日は清里町でつくっているじゃがいも焼酎のご紹介をします。

清里町では地場産業の振興を目的に1975年より地元の資源を生かした焼酎の生産を開始しました。

域で作っているジャガイモは食用の男爵等よりも加工用のコナフブキ・紅丸が中心です。

これらの加工用のジャガイモはでんぷんを生産することが目的なので、でんぷんの含有量が多いのが特徴で、これを焼酎づくりに生かしてはと取り組まれてきました。

焼酎は町内で収穫された加工用のじゃがいもと大麦こうじを原料に、清里ならではの斜里岳山麓の湧水を利用しました。

今、清里町では、町の中心部にじゃがいも焼酎を生産する工場が建設され、焼酎の製造過程が見学できるほか、すべての焼酎を試飲できます。

「北緯44度」と名付けられたものはアルコールが44度で、ちょっときつめですが、なかなかの味わいです。

個人的におすすめなのは、写真の中央にある「浪漫倶楽部」です。

これは、アルコール度25度で、琥珀色が特徴で、ちょっと氷を浮かべて飲むとなかなか見栄えがよいです。
 
僕のお気に入りはストレートです。

シングルモルトのウイスキーをストレートで飲む雰囲気もあって、オシャレだなと思いました。

この工場は日本最北端の焼酎工場だそうです。

地元の素材を有効にいかした商品ではないかと思います。

清里町の中心部に位置しています。ぜひ一度寄ってみてください。

■ 清里町焼酎醸造事業所 斜里郡清里町羽衣町62番地 TEL 0152-25-2227

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まちづくり清里地域協議会


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