2006年7月31日月曜日

畑・防風林・海が創り出す東オホーツクの世界

今日は、知床五湖・フレペの滝・原生林をじっくりまわる「知床ずくし」というツアーのガイドをさせていただきました。

2泊3日で、本当に知床を中心に東オホーツクの魅力をじっくりと堪能するツアーです。

お客様もなかなか気合いが入っていまして、多くの方がトレッキングシューズを用意されていました。

今日は本当によいお天気で空の青さも最高でした。

知床連山は雲に隠れていましたが、お客様の熱意が伝わり、午後の最後にはすっかり知床連山の稜線もはっきりと確認できる状態でした。

このツアーの最後に回った原生林では、森の中の木漏れ日が気持ちよいと多くの方が口をそろえるように言われていました。

素朴な原生林の中にそんな癒される存在が多いのかもしれません。

ガイドから自宅に戻る時、ちょっと寄り道をしました。

昨日書いた記事で、海があることの重要性を指摘させていただきましたが、その検証です。

知床の峰浜から海別岳の間の空間様子です。

小麦の黄金色にその近隣にある防風林、そしてオホーツク海が素晴らしいコンビネーションを展開してくれました。

この近くには、果てまで続く、直線道路もあります。

ある意味で素朴な東オホーツクの景観ですが、こうした景観を見ていると、原生林の中を歩く時とは別の開放感を体に感じます。

東オホーツクの一日ツアー等では、こうした東オホーツクの素朴ながらも見応えのある場所も織りまぜてご案内させていただきます。

2006年7月30日日曜日

海の見える空間のすばらしさ・・・東オホーツクのすばらしさを再考

昨日・今日と家族とのミニ旅行で富良野から旭川の周辺に行ってきました。

美瑛や富良野は北海道の観光地としても人気のあるところです。

その中で花のある季節に行っていなかったラベンダーで有名なファーム富田に行ってみました。

テーマが明確で、統一性があると同時にここの農園を育ててきた人柄が感じられる本当に素晴らしい空間でした。

こうした統一性と人柄の中で生まれた一つの「ブランド」。こうした展開については、それに匹敵するものをいかに作り出すかが東オホーツクにとって大きな課題であると感じました。

一方、この地域をあちこち回ってみました。

たしかに、多くの人が感動する素晴らしい景観がそこにはありました。

しかし、何か物足りなさを一方で感じました。それは海です。

東オホーツクの根幹をなすオホーツク海・・・。このすばらしさに日常的にふれているせいか、海のない空間のすばらしさを再認識したようにも思います。

藻琴山から見た景観

2006年7月29日土曜日

小清水高原725(藻琴山)から見る東オホーツク

東オホーツクの小清水町に位置する「小清水高原ハイランド725」は、小清水町・大空町・美幌町の三つの町の境となっている藻琴山の登山道入口です。

小清水高原ハイランド725の「725」はここの標高です。

山頂が999mですので、ここから尾根ずたいに登ると山頂まで見晴らしのよい登山も可能です。

ここからは東オホーツクが一望できます。

写真は秀峰斜里岳です。知床の山々も見えます。

そして、屈斜路湖の全貌を見ることができます。

屈斜路湖の展望は美幌峠が有名ですが、美幌峠に行かれた方もこの角度から見る屈斜路湖は格別なものがあります。

ここからは川湯温泉も近いです。

川湯温泉から清里町の裏摩周方面に抜けていくコースの選択も面白いかもしれません。

小清水高原ハイランド725は売店があり、軽食をとることができます。

トイレも障害のある人が使えるものが完備しています。

2006年7月28日金曜日

緑の湯 東オホーツクの温泉

東オホーツクは、温泉のメッカです。東オホーツクの各地には、各種温泉があり、気軽に日帰り温泉が楽しめます。

これから少しずつ東オホーツクの温泉をご紹介します。

第一回は、清里町の南部の緑にある「緑の湯」です。

道道1115号線(摩周湖斜里線)を清里町の中心地から裏摩周展望台方面に南下し、緑市街ある温泉です。

釧網本線の緑駅からも徒歩で行けるところです。

釧網本線を利用する際に、この緑駅で下車して、一風呂浴びて、次の列車を利用するという方もいらしゃいます。

清里町には町で営業している温泉が三つありますが、この緑の湯は、源泉をそのまま使っている露天風呂があります。

内風呂は中温と高温の二つがあります。露天風呂は温度は42度あたりですが、のんびりゆっくり入るにはちょうどよい環境です。

周辺の斜里岳登山をしてからここに真っ直ぐこられるという方も少なくありません。

この温泉のもう一つの特徴は、バリアフリー仕様である点です。

障害のある人が温泉に入るのは、実は非常に苦労が多いのですが、ここでは高齢の方や障害のある方が介護する人とと一緒に入浴できる個室の「おもいやり風呂」やトイレや脱衣場などが配慮されています。

東オホーツク周遊の中に、この温泉をセレクトしていただくのも良いかもしれません。

アクセス
住所:清里町緑町26番地 TEL 0152-27-5511
営業時間:10:00AM~9:00PM
休館日:年中無休
JR釧網本線:緑駅または「みどり」バス停徒歩3分
入浴料金:380円
 

2006年7月27日木曜日

知床の原生林

知床の自然体験ツアーは、知床五湖、フレペの滝に人気があります。

しかし、人気があるゆえ、この二カ所を訪ねられる人たちはとても多いです。

特に知床五湖は周遊の散策路の道幅が狭いため、時には散策路に渋滞がおこることもしばしばです。

フレペの滝は、二次林は割合近いところを歩けますが、原生林となるとちょっと離れていて、遠くから眺めるという感じです。

知床の原生林(実際には限りなく原生林に近いと言った方が正確だと思います。)を肌で感じたいという方も少なくないはずです。

今日はその知床の「原生林」をご案内してきました。

その幹の太さは四人で手をつないでやっと手と手がつなげるというものもありました。

知床連山の雪解け水がたまった沼も今はその水がなくなり、湿地と化していました。

一面沼だったところがほんの数平方メートルの水たまりになっているところにおたまじゃくしが山のようにいました。

そうした知床の自然の流れをも体験していただくことができて興味深いツアーになりました。

この地域は営林署が管轄されている自然体験林となっているところです。

営林署の方もパトロールをされていました。

2006年7月26日水曜日

銀嶺水 藻琴山8合目

今日は大空町(旧東藻琴村)の藻琴山8合目に行ってきました。

この藻琴山は、女満別空港に降りてから天気の良い日に最初にそびえる山として見ることのできる山です。

山頂は美幌町・大空町・小清水町の3つの町に接しています。

標高は999mで、ちょうど一升瓶を持ってここにあがると1000mという山です。

今回は登山が目的ではなく、ここにある名水の銀嶺水を飲みに行くことを目的にしました。

道道102号線を東藻琴方面から小清水峠方面に登っていき、藻琴山高原から林道に入り、砂利道を4kmほど行ったところです。

車でここまで入れます。頂上までは1kmの道のりで往復1時間ほどで行って帰ってこれます。

ここの銀嶺水は北海道の名水100選にも選ばれている名水で、このわき水は本当にうまいです。

ここの水の良さは、この水がお酒の水に利用されていることからもわかります。

「銀嶺の舞」という日本酒が最近地元で発売されましたが、銀嶺水を使っています。

この吟醸純米酒なかなかいけます。

さて、この付近ですが、原生林がとても気持ちの良いところです。

標高は800mぐらいだと思いますが、遠くはオホーツク海、濤沸湖が見え、さらに今は小麦畑の小麦色がとてもきれいにみえる絶景です。

この周辺をのんびりとハイキングして歩くのも東オホーツクの自然を堪能するよい機会になると思います。


2006年7月25日火曜日

オホーツク ブルー

このところなかなかすっきりしなかった東オホーツクも今日は晴天に恵まれました。

久しぶりに自宅から徒歩で歩いていける場所の海岸を歩いてみました。

知床の山々がきれいに見ることができました。

この空の色あいを「オホーツクブルー」と呼んでいます。

このオホーツクブルーが見られる喜びは本当にすごいものがあると思っています。

冬にはここに流氷がやってきます。

流氷の時期、流れ着いた流氷と空のオホーツクブルーがマッチするのもなかなかです。

2006年7月24日月曜日

東オホーツクで楽しむ パークゴルフ

北海道で身近な屋外での楽しみにパークゴルフというものがあります。

パークゴルフ、必要なのはクラブ1本とボール1個だけで、ルールはゴルフとあまり違いはないようです。

ゴルフのように何本ものクラブは必要なく、ゲートボールのように団体競技でもないため、手軽に始められるということで広まっているようです。

ゴルフより1ホール1ホールが短く、最長でも100メートル。1本のクラブでボールを操る技術は、奥が深いです。

パークゴルフは1983年に公園の利用を考えて十勝平野の幕別町で創案され,「パークゴルフ」という名前が付けられました。

都会の公園では「この芝生に入ってはいけません」の看板があるように見て楽しむ公園が中心だが、「ぜひ芝生に入って遊んで下さい」と呼びかけ,「遊ぶ公園」を目ざした「田舎ならではの発想」から生まれました。

パークゴルフのコースは、既存の公園を使って造ることができます。

樹木や遊歩道、築山が設置されているところほど、変化に富んだものになります。

芝の上を転がるボールは、思わぬ変化があり,障害物にぶつかったりします。

ちょっとしたテクニックや打つコツが必要ですが、飽きることがなく、病みつきになる人が多いようです。

子どもから大人まで、誰でもできるコミュニティースポーツとして全国各地にコースができるほどの人気をもってきています。

北海道が発祥で、北海道の各地で行われているものの、決して「北海道限定スポーツ」ではないとのこと。

その人口は現在、全国で80万人以上、90万人ともいわれるらしいです。

日本以外でも、オーストラリア、アメリカ、中国、エジプトなどでもパークゴルフは人気が出てきているとのことのようです。

東オホーツクの各地にもパークゴルフ場があります。

写真は、東オホーツクの小学校内に併設されているパークゴルフ場です。

東オホーツクの小学校は、敷地面積も広く、いろいろな機能が校内にあるところが少なくありません。

同時に山村留学(自然体験留学)を実施している学校も多く、本州の大都市から家族でこの制度を利用して、移住・定住されている方も少なくありません。

少人数教育で、行き届いた教育が恵まれた自然環境の中で行われています。

2006年7月23日日曜日

東オホーツクのアイスクリーム文化

東オホーツクには様々な観光地がありますが、そうした観光地ではソフトクリームやジェラードのアイスクリームなど多彩なものが販売されています。

知床五湖や知床自然センターではコケモモのソフトクリームが有名です。

すでに時期は終わっていますが、大空町の芝桜公園の芝さくらソフト、小清水町の原生花園のハマナスソフトやアスパラや流氷のジェラードアイス・・・。他にもいろいろあります。

地域の雰囲気に合わせた興味深いアイスクリームをたどった旅も面白いかもしれません。
原生花園の流氷とアスパラのカップリングのジェラードアイス

2006年7月22日土曜日

斜里のねぷた

今週は東オホーツクの各地では様々なお祭が開催されています。

全市町村単位の大きなお祭から集落のお祭など多彩なお祭が展開されています。

こうした東オホーツクのお祭に参加しているというのも面白いかもしれません。

今回は21日・22日に開催された斜里町のねぷたについて紹介します。

斜里町でねぷたを見てきました。

ねぷたといえば、青森県弘前市が本家本元ですが、なぜ斜里町で「ねぷた」が行われているのか?
  
斜里と青森とのつながりは江戸時代に遡るそうです。

江戸幕府は北方警備の必要性から津軽藩士に斜里地方の警備を命じました。

1807年のことです。

1792年にロシアの使節ラクスマンが根室に来て通商を求めた以降の動きと連動しています。

その年の7月から8月に津軽藩士約100名が斜里に派遣されました。

しかし、寒さと栄養失調で病人が続出し、72名の津軽藩士が死亡するという記録が残っています。

このような過去の事実に基づき、斜里町では、1973年に津軽藩殉難慰霊碑を建てました。

それ以降毎年慰霊祭が開催され、それがきっかけとなり、1983年に弘前市と斜里町は友好都市となりました。これを記念して、この年の7月から斜里町でねぷたが開催されるようになりました。
 
  
ねぷたのパレードは7時からでしたが、出発が遅くなり、現地に到着したのは8時近く。

それでも10数台のねぷたを見ることができました。

子どもねぷたなどもありました。トトロなどもありました。

※青森は「ねぶた」で、弘前は「ねぷた」になります。


2006年7月21日金曜日

清里町の小麦畑

昨日から僕の住む東オホーツクの街の一角では神社の夏祭が開催されていました。

子どもたちの鼓笛隊の演奏、夜はお楽しみのビンゴ大会。今日は、子ども御輿、子ども相撲と地域の大人たちと子どもたちがいっしょになって楽しみました。

以前は8月に入ってやっていた行事ですが、8月の初旬は麦刈りの時期と重なり、地元の農家の人たちが参加しにくいということで、今年から日程が変更になりました。

今、東オホーツクの麦畑は、収穫直前になってきました。

今、黄金色になっている小麦の多くは昨年の冬に作付けをした秋まき小麦です。春に種をまく、春まきの小麦ももちろんありますが、中心は秋まき小麦です。

この小麦の黄金色が東オホーツク一帯でかなり目立つ状況になてきました。

8月に入ると待望の麦刈りで、農家の人たちにとっては、農作業の一つの山の時期を迎えます。小麦の収穫は乾燥の度合いが大事なポイントになり、お天気の様子を見極めながら、朝から晩まで麦刈りの作業が行われます。

写真は清里町の小麦畑です。

こうした光景は北海道らしい光景の一つでビールの宣伝にも出てきそうな感じです。

こうした農村風景にいろいろな思いを寄せながら、東オホーツクの自然環境を堪能していただければと思います。

2006年7月20日木曜日

斜里岳とジャガイモ畑

今、東オホーツクでは、ジャガイモ(馬鈴薯)の花が満開です。

東オホーツクは、ジャガイモ、小麦、ビート(甜菜:砂糖大根)の一大生産地です。

これらの3つの作物は畑作三品とも呼ばれ、主幹作物です。

このうちジャガイモは、なす科の作物です。(トマトもなす科です。)

なす科の作物は、同じ畑で連作すると翌年、収穫量が思わしくなく、病気等も発生しやすくなります。

そのため、小麦やビートと組み合わせて、栽培する畑を年によって変えていく「輪作」が行われています。

小麦は土中の養分の偏りをなくす役割を持っています。

ですから、同じ場所から見る斜里岳の毎年前景は違った作物が植えられます。

今回紹介している斜里岳と全面のジャガイモ畑の光景も来年はきっと違った景観になっているに違いありません。

農家の苦労でおりなされる整然とした農村の景観も東オホーツクの魅力の一つです。

こうした美しい東オホーツクの景観は、農家の営みと切り離して考えることはできません。

自然といった場合、過去から継続している「原生的な自然」と農村の田んぼや畑のように「創造的な自然」も一方であることを私たちは自然とつきあう時に考えていく必要があるように思います。

東オホーツクのジャガイモは、品質のバロメータである澱粉質(%)が高いところに特徴があります。

東オホーツクでは酪農家と連携して、堆肥をつくり土づくりに力を入れている農家が多くなってきました。

また、オホーツクの気象が持つ寒暖差がジャガイモのうまみにつながっているとも言われています。

ジャガイモの収穫は、9月の上旬よりはじまります。

この時期になると専用のハーベスターという収穫用の大型機械が各畑をめまぐるしく走り回ります。そうした農村の風景に接すると、大地の恵みとして生まれる農産物のありがたさがさらに理解できることになります。

夏から秋にかけての東オホーツクの農村景観もぜひ味わっていただきたいと思います。

ちなみに清里町ではこのジャガイモを利用した焼酎造りに取り組んでいます。

この話題は別途ご紹介したいと思います。


2006年7月19日水曜日

フレペの滝も夏、夏、夏

ここ数日、東オホーツクはちょっと天気が良くなかったのですが、今日は雲が広がっているもののよいお天気となりました。

昨日は、のんびりと東オホーツクを周遊されているツアーの方々を知床の醍醐味の一つであるフレペの滝にご案内しました。

朝、知床の遊覧船で海から知床半島をご覧になった方々は、今度は陸からフレペの滝をご覧になっていただきました。

フレペの滝へは知床自然センターから往復約2kmの道のりです。

フレペの滝までは知床の二次林、原生林、草原を見ながら向かいます。

この森は知床の自然のしくみを様々な角度から学べる大変意味ある散策路になっています。

行程は約1時間半程度です。

ここでは、単に素晴らしい自然の景観だけでなく、そこに住む動物たちの営みや過去にここで生活してきた人々の足跡も学ぶことができます。

その自然に魅了されて、見逃してしまうような箇所も多々ありますが、私たちの自然ガイドでは、そうした見逃してしまいそうな様々な知床の自然に関して、ツアーに参加していく方々に自然の奥の深さを体で感じていただけるように工夫しています。

今、フレペの滝では、ウミウたちが活発な活動も展開しています。

どこまでも続く、真っ直ぐな道路(清里町)

北海道らしい光景の一つに「どこまでも続く直線道路」があります。

東オホーツクでは、ごく当たり前の光景です。写真は小清水町と清里町の町境でちょっと清里町に入った道道です。斜里岳もきれいに見えています。

観光で東オホーツクにいらっしゃる場合は、定番として国道を通る機会が多いと思いますが、道道は大抵の場合、整備がされていて、トラック等の運行も少ないので、のんびり走れます。

もちろん眺めの良いところも多いです。

ちょっと近道の場合もありますし、ちょっと遠回りだけど、国道以外の道路を通過してみるというのも一考です。

道道は、国道同様、交差点の前にはどこも方面案内の看板が設置されていますので、割合安心して走ることもできます。

道路地図には道道の番号が書かれているので、その道道の番号を目印にするというのも大事です。
写真の道路は道道250線です。

東オホーツクガイド協会でおこなっている半日ハイクや一日ハイクでは、こうしたちょっと気になる光景をご覧に入れるガイドも実施できます。


2006年7月17日月曜日

知床・世界遺産登録から1周年

遅まきながら、知床が世界遺産に登録されて1周年が経ちました。

今月の7月14日がその1周年目となります。

知床が世界遺産に登録されてから、知床を訪問される方の数は本当に増えています。

訪問される方の増加に関わって、課題も山積していますが、私たちガイド協会に参加するメンバーは、訪問される方々が、少しでも知床をより身近に感じていただき、この自然を維持することの意味、知床から学ぶことの意味をより知っていただけるようにとガイドの担いたいと思っています。

知床に訪問される方の多くは、ウトロの温泉街にあるホテルを利用されていますが、これらのホテルが今の時期はなかなか予約ができないという声もあちこちでお聞きします。

しかし、知床五湖やフレぺの滝などまで約1時間程度行くことのできる宿泊施設等もかなりあります。

斜里岳山麓周辺(清里町)や斜里町の中心部(知床斜里)などに、点在する小規模ながらも、おちついた雰囲気のあるロッジ等おすすめの宿泊施設等がいろいろあります。

そうしたちょっと雰囲気のある宿泊施設などについても、ぜひお気軽にお問い合わせください。

もちろん知床をはじめ斜里岳山麓やお客様のご希望の地域のガイドも満足のいただける内容のものを多々準備しています。

今後ともよろしくお願いいたします。

2006年7月16日日曜日

エゾキスゲの花畑

東オホーツクは夏真っ盛りです。気温は25度前後で、日差しは夏そのものですが、風の関係で日中も割合過ごしやすいです。

東オホーツクの網走市から知床方面に向かう国道244号線を小清水町に入ったところにラムサール条約に登録された濤沸湖があります。

その海岸部分に小清水原生花園があります。

今、原生花園は花盛りです。エゾスカシユリをはじめ、今回写真でご紹介するエゾキスゲが咲き乱れています。

国道を挟んで濤沸湖の眺めがあり、海岸のほうは花畑です。

中でもこのエゾキスゲの群落は迫力があります。交通量が激しいので、道路に車を停めるのは危険ですが、数カ所パーキングエリアがありますので、ここからじっくりとエゾキスゲを眺めてください。

オホーツクの青い空(Okhotsk Blue)ととてもマッチします。

小清水町内にはリリーパークもあって、つい先ほど今年度の開園となりました。

東オホーツクの夏は、本当に各所に見所があります。

2006年7月15日土曜日

ジャガイモの花の中を

しばらくご無沙汰しました。ちょっと首都圏に行っておりました。

首都圏には東京・横浜と46年住んでいましたが。

移住して2年目にして体はすっかり北海道人になっており、あのうだるような暑さは少々体に堪えました。

東オホーツクの玄関口である「女満別空港」の外に出た時、ちょっとひんやりする気候は体に優しさをもって迎えてくれました。

今東オホーツクは小麦がまさに小麦色になろうとしています。

またジャガイモの花が咲き乱れています。広大なジャガイモ畑に咲き乱れる花のある風景は、とても魅力的です。

ジャガイモは9月の上旬から収穫が始まりますが、収穫まであと1ヶ月半というところになってきました。

東オホーツクのジャガイモの花のある風景をお届けします。

今、知床は世界遺産登録1周年です。たくさんの観光客が見えています。

玄関口の女満別空港から知床までは、いろいろ見所がたくさんあります。

ちょっとのんびりと知床に行くまでの東オホーツクの様々な見所もぜひチェックしていただきたいです。

大空町のメルヘンの丘、小清水町の濤沸湖と原生花園・リリーパーク、清里町のさくらの滝や神の子池はおすすめです。

斜里町の以久科原生花園も隠れた穴場です。

斜里岳の登山口にある山小屋・清岳荘から一望する東オホーツクの姿も絶景です。

東オホーツクガイド協会では、東オホーツクの様々な魅力を丸ごとガイドさせていただきます。

ご旅行の日程にあわせたご相談も承っておりますので、お気軽にご連絡ください。


2006年7月5日水曜日

さくらの滝 清里町

清里町の「さくらの滝」に行ってみました。「さくら」という名前が付いているので、当初は「滝がある桜の名所」かなと思ったのですが、実は、この滝を超える「桜鱒」にちなんで名付けられたとのことです。

平成14年に清里町観光協会は、この滝の名称を一般公募しました。

その時に寄せられた「さくらの滝」が今日の名称となりました。

この「さくらの滝」は、斜里川の本流の中にあります。

斜里川には桜鱒が遡り、河口から50kmあたりのところで産卵をするとのことです。

斜里川は、斜里岳からの湧水で満たされる川です。

斜里川は水温・水量が安定し、桜鱒のえさとなる川虫が豊富川です。

ここにはたくさんの滝があります。その中の一つがこの「さくらの滝」なのです。

写真にあるように、桜鱒がこの時期にはさくらの滝を超えます。

見事なハイジャンプです。

この斜里川には、毎年約3,000匹以上の桜鱒が戻るとのことです。

かなりたくさんの写真を撮影しましたが、瞬間的に桜鱒がジャンプをするので、実際に桜鱒が写っているものは少数でした。

でも、この滝登りなかなか感動ものです。

この周辺には、男鹿の滝、神の子池、裏摩周展望台などもありますので、これらと組み合わせるとよいと思います。

つねに斜里岳がバックにあるなかなかの地域です。

2006年7月4日火曜日

フレぺの滝の魅力

フレぺの滝は世界遺産知床の中でもなかなか趣のある場所です。

フレぺの滝までのコースは、のんびり歩いて1時間半程度のコースです。

目的地はフレぺの滝ですが、ここにたどり着くまでの知床の森がとても素晴らしいです。

知床自然センターからしばらく続く二次林は、以前開拓が行われた森です。

その開拓という歴史の時間の流れを感じながら、この地域の自然の醍醐味を感じることができます。

じっくりあたりを見回すと、ここに住む動物たちと森の関係に関心がわいてきます。

この二次林をすぎると視界が開けます。

まわりは原生林ですが、開けた空間がまた興味をそそります。

ここからは天気がよいと知床の山も一望でき、タイミングがよいと鹿を間近で見ることもできます。

一度、この周辺の地図を見ていただくことをおすすめします。

この周辺には川がありません。

しかし、滝があります。どうして滝があるのでしょうか?このあたりの謎も私たちのガイドで・・・


2006年7月3日月曜日

斜里岳の山開き

最近、ガイド協会に参加させていただいた佐々木と申します。

東オホーツクの豊かな自然についてリアルタイムでいろいろご紹介させていただきたいと思います。

第一弾は斜里岳情報です。さる6月25日(日)は斜里岳の山開きでした。

東オホーツクガイド協会からもこの山開きに参加しました。

当日は、久しぶりの晴天でした。山開きが開催された清岳荘には各地からたくさんの斜里岳ファンが集まりました。

80名が参加されたとのことです。

さて山の方は、情報によるとかなり残雪が多いとのことでしたが、かなり雪どけは進んでいました。

スノーブリッジのところは、危険なところが多々ありました。

登山する沢の水量もかなりありました。一時はガスがひどく山頂は何も見えない状況でしたが、時間がたつにつれてガスもなくなり、斜里岳ならではの眺望が確保されました。

これから斜里岳はよい季節です。ぜひ斜里岳にお越しください。
登山途中でみることのできた桜

東オホーツクは花盛り

東オホーツクは今花盛りです。

代表的な小清水町の原生花園は、毎日観光バスやマイカーで各地から訪ねる方でにぎわっています。

エゾキスゲ、ハマナス、エゾスカシユリなどがとてもきれいに咲いています。

観光バスでいらした方は滞在時間の関係か展望台より先には行かない方が多いのですが、海岸に降りてから、入り口に戻るコースにはなかなか雰囲気のよい感じの花に出会えます。

砂地の中に咲くハマナスはやはりとても美しいし、ハマナスらしいです。

さて、写真は東オホーツクのもう一つの原生花園である斜里の以久科原生花園で撮影したものです。

写真では大きく見えますが、割合小さな花でエゾフロウといいます。紫色の小さなはながいくつも咲いていました。

ここは小清水の原生花園や常呂のワッカ原生花園に比べると売店もない、ごく自然な原生花園です。

通路も草がいっぱいという感じですが、自然をもっと身近に感じさせてくれる場所でもあると思います。

ちょっと虫が多いので、その点気をつけて行かれたほうがよいかと思います。

そして、国道からちょっとそれた農地の道ばたにもいろいろな花があります。

交通量の激しいところは危険ですが、そうでないところはちょっと駐車スペースを見つけて、花を楽しむというのもよいかと思います。

花いっぱいのオホーツクにぜひいらしてください!お待ちしています。

NPO法人きよさと観光協会
まちづくり清里地域協議会


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FAX : 0152 - 26 - 7508