2007年5月19日土曜日

知床の原生的な空間を歩き、自然を学ぶ

世界自然遺産の知床というと知床五湖・フレペの滝・カムイワッカの滝などが名所として有名ですが、知床自然センターから知床峠方面に上がったところの国有林内に「知床自然観察教育林」があります。

その中心に位置するのが、雪解けの期間限定で沼ができます。

この沼をポンホロ沼といいます。

ポンホロ沼までは、原生林の林の中を入っていきます。

しばらく行くと沢があります。

この沢は今は流れがありますが、7月の上旬になるとこの沢も水が流れなくなります。

というのもポンホロ沼の水もなくなるからです。

この自然観察林の入口から沼までは約30分ほど歩きます。

そこに突然この写真の沼の光景が見えてきます。

沼の周りをぐるっと遠巻きに歩き、ウトロの街も見える丘にあがるなどしてぐるっと回ってきます。

所要時間は2時間近く・・・。知床の原生的な景観とそこにある動植物の実態を観察することができます。

ここは何度行ってもあきないし、知床の自然の本質に迫ることができます。

ただし、入口に案内があるわけではなく、道もありますが、山歩きに慣れていない方にはあまりおすすめできません。

知床特有のダニも少なくありませんし、クマの出没地域ですので、クマスプレイなどを持参するなどのクマ対策が必須です。

藪も多く、完全装備で入る必要があります。

初めてここに行く方は、東オホーツクガイド協会に案内を依頼することをお勧めします。

それなりの準備をして、ガイドを依頼して訪ねれば、知床の原生的な空間のの醍醐味を理解することになるかと思います。

NPO法人きよさと観光協会
まちづくり清里地域協議会


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