2024年9月14日土曜日

北海道東トレイル開通間近!清里町畑作エリア編 パート1

 裏摩周~神の子池編に引き続き、今回は街中の郊外を通る畑作エリア編です。

約2㎞ある神の子池取付道路の林道を抜けると、道道1115号摩周湖斜里線に出ます。ここからはしばらく一般道路を歩くことになりますので車には注意が必要です。

清里町緑町の集落手前から農道に入り、ここから畑作エリアとなります。病害虫の発生を防ぐため、畑には絶対入らないようお願いします。 
          
交通量の少ない郊外の町道を通るこのルートは主に「じゃがいも」、「小麦」、「ビート」など清里町の主力農産物の畑が交互に続きます。時折「デントコーン」などの畑もあります。季節によっては白や薄紫色のじゃがいもの花が咲いていたりと、四季折々の色彩を見せてくれます。
上はデントコーン畑、下はじゃがいも畑です。
トレイルルートからは少し逸れてしまいますが、トイレや食糧・飲料が必要な方は緑町に立ち寄ってはどうでしょうか。ここはJR釧網線の緑駅を中心に、温泉入浴施設「緑の湯」や食糧・飲料が揃う「みどりマート・オオタ」、コーヒーブレイクしたいならこの地域では有名な「マルフ珈琲」があります。
温泉入浴施設「緑の湯」
マルフ珈琲と店内

少々話題がトレイルルートから逸れてしまいましたが、トレイルルートに戻って進むと次は「さくらの滝」にたどり着きます。サクラマスの滝登りは6月~8月末までが見頃です。この時期にハイクするなら是非見て頂きたい場所です。

さくらの滝から次は札弦町方面へ進みます。このルート一帯も畑が続きます。
小麦・じゃがいも・ビート畑が織り合うように混在しています。とても綺麗な景観を見せてくれますが、くれぐれも畑には入らないようお願いします。
6㎞~7㎞ほど進むと札弦町の郊外に着きます。またルートから少し逸れてしまいますが、ここには「道の駅パパスランドさっつる」があります。道の駅ですからトイレや食糧補給も出来ますし、無料の足湯がありますので、ここで足の疲れを癒してはどうでしょうか。
道の駅パパスランドさっつる

札弦町には「道の駅パパスランドさっつる」の他に、廃寺を改装したアウトドアショップと民宿を営業している「マンディル」があります。オーナーはトレイルルートの笹刈りに協力して頂いた方なので、ここに宿泊して裏話しを聞くのも面白いかもしれません。
アウトドア・宿「マンディル」

次回は畑作エリア編パート2……清里町のトレイルルート最終地点まで紹介します。


























2024年9月11日水曜日

北海道東トレイル開通間近!裏摩周~神の子池編

 裏摩周展望台のビジターハウス(駐車場・公衆トイレあり)裏のゲートからは、旧裏摩周展望台跡地から神の子池へ続くルートが整備されています。ゲートからは林道となっており、進むにつれて摩周の森の中へ入っていく実感が湧いてきます。

旧裏摩周展望台跡地の少し開けた片隅に神の子池ルートの看板があります。
このルートは緩やかな下りが約9㎞ほど続く道です。土と落ち葉の上を歩くので足にはとても優しいルートです。
あちらこちらに根っこから倒れた倒木があり、むき出しの根や枝が幻想的な雰囲気を醸し出しています。
道幅は細いのですが、クッションが効いたとても歩きやすい道だと思います。
2時間30分ほど歩くとカラ松の人工林が出てきます。ここまで来ると神の子池はもうすぐです。
摩周の森を抜けて砂利道を少し歩けば神の子池に着きます。ここで休憩がてら神の子池鑑賞を楽しんで頂ければと思います。一応、トイレもあります。
このルートは苔むした倒木や、倒木更新など何万年も続く原始の森を体感できるルートです。

次回は神の子池を抜けて、清里町の畑作エリアの紹介になります。




























2024年9月9日月曜日

北海道東トレイル開通間近! パート3

 2022年(パート2)からの続きです。前年に刈り残したルートを2023年に再び整備しました。

2023年にルートの笹刈り等を完了し、2024年春には笹の新芽や倒木除去作業など再整備を行い、この様な状況になっております。
裏摩周展望台から西別岳登山道までのルートで見る事ができる景色は以下の様な景色が楽しめます。
まずは摩周湖から。まるで鏡のような摩周ブルーの水面は吸い込まれるような美しさがあります。
西別岳側の尾根から斜里岳方向を見たところです。ルートの一部も見えます。
摩周岳が目の前に見える笹原の尾根では立ち枯れた木が自然の厳しさを見せてくれます。
摩周岳登山者が見えたりもします。

裏摩周から西別岳登山道までのルートは以上です。次回は旧裏摩周展望台から原生林を通って神の子池まで行くルートを紹介します。



























2024年9月7日土曜日

北海道東トレイル開通間近! パート2

 前回に引き続き2022年のルート整備の模様です。笹刈り機と刈り払い機を駆使してルートを切り開いていきます。

裏摩周展望台から右手側に木々の間から摩周湖を見ながら西別岳登山道に向かって進んでいるところです。
反対の左手方向には中標津町の平原と、さらにその奥に根室海峡が見えてきます。
西別岳登山道に向かって約3㎞ほど進むと樹木が少なくなり笹で覆われた尾根になります。 
笹の尾根を進んで行くと、やがて目の前に摩周岳が大きく見えてきます。この摩周岳に向かって更に進んで行きます。
2022年のルート整備はここから少し進んだ所で終了し、残りの約2㎞は2023年に持ち越しました。帰り道で笹刈り機を押す後ろ姿に疲れが滲みます。

次回は2023年の模様をレポートします。










2024年9月5日木曜日

北海道東トレイル開通間近!!

 10月5日に待ちにまった釧路湿原から知床羅臼町までの全長約400㎞にも及ぶ北海道東トレイルが開通します。このトレイルルートは3つの国立公園とまちを繋ぐロングトレイルです。

今回は清里町を通るコースについて、一昨年から開始した西別岳登山道~裏摩周展望台までのコース整備の模様を複数回に渡り紹介していきます。

まずはコースの位置測定と地図への落とし込み、それに沿った粗々の笹刈り作業です。

コースの数か所にハイカーが休憩できるスペースも設けています。
所々で左右を見渡せば、摩周湖や斜里岳、中標津町の平野なども見えてきます。

次回へ続きます。


















NPO法人きよさと観光協会
まちづくり清里地域協議会


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