原生林のイメージというとこうした巨木がイメージしやすいかと思います。
この 斜里岳原生林ウォーキングコースには、樹齢200年を越えたミズナラやエゾマツ・トドマツなどの歴史的遺産ともなる木々がたくさんあります。
木をぐるっと手と手をつないで回り込んでみると3人か4人でないと回りきれないような木もあります。
木の太さは自然の深さを物語る一つの大事な視点だと思います。
この斜里岳の山麓を含めて東オホーツクの森は、火山の噴火によって生まれた火山灰地です。
その火山灰地で最初に植物的な大展開を見せるのはクマザサです。
そのクマザサが一面に生えるとこうした木々はなかなか存在を示すことができない状態になります。
でも、木々はしっかりまさに根を下ろしていきます。
その過程を考える素材がこのコースにはいろいろあります。
原生林の中から自然のはぐくみと歴史を感じられたらうれしいです。